最近、忙しくて嫌な気分になるときが多かったりヘコんでしまう日が多々ありました。
北海道神宮祭(札幌祭り)も行けなかったしねえ
そんなこんなでいつもようにラジオを聴いていますと今日のテーマは
「優しい気持ちになれるとき」というテーマだったと思います。
それでテーマとは少し離れますが今日あったことを書いておこうと思いました。
そのことは、北海道のこととも異なりますが・・・すいません
先ほど述べたように最近、忙しくて視界がぼやけたり板書を懸命に見ようとすると頭痛がひどくなったりするので眼科に行くために近くの総合病院にいきました。
見てもらったところ ただの近眼と疲れ目で大したことはありませんでした。
ほっとして会計を待っている際に、前を親子が通りました。
その母親は、膝上のショートのジーパンを履いていました。そして、上は英文字の書かれた彩色のTシャツでピンクのショルダーバッグを抱えており、頭髪はやや長めで黒と茶色が混ざった美形の女性でした。歳は、私と大して変わらないのではないのかと思われました。一方で、女の子の方は、フリルの付いたワンピースを着てウェーブのかかった黒髪をもつかわいい子でした。
私の古く、一方通行の偏った偏見から
「あーあ 若いのに子供抱えて 今はやりのできちゃった婚かい?」
なんて思いながら大した興味もなく無関心に自分の名が呼ばれるのをただぼんやりと待っておりました。そのときに偶然、私の横の列の長椅子にその親子が、座りました。私と同じく会計で名前が呼ばれるを待っていたのでしょう。(実際にそうでした)そのとき、母子の会話が始まりました。
母親は明るく「さて ママの名前はなんでしょう?」と優しく問いかけました。
娘は元気一杯に答えました
「ママー」
私は、その会話が耳に入ってきて思わず噴出しそうになりましたが、なんとか耐えましたが
顔が緩んでしまいました。
母親は、もう少し静かにと子供を諭しつつ微笑を浮かべもう一度同じ質問をしました。
「ママの名前はなんでしょう?」
娘は、さっきと同じようにいやさっきよりも元気があったかもしれませんが、大きな声で答えました。
「ママー」
とやはり先ほど同様目を輝かせ答えました。
母親は、わざとでしょうかやや当惑したようにまたは寂しげな表情を浮かべ再度質問をしました。
「ママの名前は、なんでしょう?」
娘は、今度はニイっと力いっぱいの満面の笑顔を母親に見せ
「あ やー あたしのママは あ やー」
と透き通る声で答えました。その答えを聞いた母親は割れんばかりの笑みを娘に送り答えました。
「そう そのとおり 私はあなたのママで、ママはあなたが大好きなのよ」
といって、小さな小さな娘を自分の膝の上に載せ優しく痛がらないように留意しつつ
ぎゅっと抱きしめました。娘は無邪気にキャッキャとはしゃいでおりました。
ああ親子なんだなあと私は、思うのと同時にとても反省してしまいました。人それぞれなんだなあとあの子は大人になったらどんな女性になるんだろうか。お願いだから私のような小さな人間にはならないでおくれと思ってしまった。
やがて私よりその母子が先に呼ばれ会計を済ませるといずこかへと去った。
なんだか他人のことながら少しココロが現れた気分になったので自戒を含めて書いておこうと思いました。