【2】 からの続き


富山市内に戻る。

夜に用事があって、暗くなる前には東京に戻りたいので、
時間はそれほど多くない。

さて、何をしよう。





左の風景印にもあるように、富山と言えば 薬売り
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以前、友人から丸薬のお土産をもらったことがあり、
ずっと気になっていた。


富山藩藩主前田正甫が腹痛を起こした際、11代目万代常閑(まんだい じょうかん)が作った「反魂丹」が効いたことから、1683年(天和3年)に万代常閑を呼び寄せ、処方の伝授を受けた。それ以降、正甫は「反魂丹」を印籠にいれて常時携帯していた。
1690年(元禄3年)、江戸城内において、三春藩藩主秋田輝季が激しい腹痛を訴えたため、その場に居合わせた正甫が携帯していた「反魂丹」を服用させたところ、すぐに腹痛は治まった。これを見ていた諸大名がこの薬効に驚き、自分の藩内での販売を頼んだ。前田正甫は薬種商の松井屋源右衛門に反魂丹を製造させ諸国に行商させた。
この行商が富山の売薬配置販売業のもととなった
(Wikipediaより引用)



旅行ガイドには数件の薬屋さんが紹介されていた。

その中で、「丸薬作り体験ができる」と書いてあった池田屋安兵衛商店へ。

こういうの大好きー 音譜




立派な店構え。
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店内も写真撮影可、と言っていただき、あちこち撮影。



今も時代劇の世界を思わせる『座売り』にこだわり続け、二十数種の
自家製和漢薬や、二百数種類以上の薬草から、症状に合うお薬を、
薬剤師がカウンセリングし、調合してくれる、とのこと。(HPより)
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レトロなパッケージ。
絵柄といいい、ネーミングといい、見かける度に心が躍るのだが、
こんなにずらっと並んでいると、もうなんだかひとりでにやけてきて
しまう。(写真、大きくなります)
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中でもやっぱり、これ! ケロリ~ンのんだらケロケロリン
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さて、丸薬作りを見学。(もちろん本物ではありません!)
国内でも現役丸薬師はたったの2人らしい!

①粘土のような薬の塊を銀色の容器に入れ、パスタのように絞り出します。
 矢印のところ、容器の一番下。横一列にずらっと並んだ小さな穴が空いて います。
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②それを小さく切り
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③台の上に、並べていきます。
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④乱れたものを取り除き、
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⑤上から板を乗せて、くるくると板を動かし、丸く形を整えます。
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⑥できあがり!
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簡単そうに見えるのだが・・・


ちょっとドキドキしたが、思い切ってきいてみる。

「やってみてもいいですか?」



台の上に並べ、板を上に乗せるところまでは、お店の方にやっていただく。
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わたしがやるのは、板をくるくる動かすところ。

恐る恐る、く~る く~る く~る

さて、出来ばえは・・・


  ダウン




  ダウン




  ダウン




  ダウン




  ダウン




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ひ・・・ひどすぎる・・・  

まわりで見ていた方々からも、どっと笑いが起こる。

お店の方曰く「まぁ、みなさん大抵はこうなりますから にひひ 

慰めのお言葉、ありがとうございます・・・



体験した方へ、と、紙風船をいただいた。
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ん? 何故 紙風船??



調べてみたら、どうやら、むかし売薬のおまけが紙風船だったらしい。
薬売りを待っている人たちにとって、わくわくするようなお土産
だったんだろうなぁ。

と、このおまけにちなんで、こんな記事を発見。

最近ちょっと興味があったこの業界のマーケティング。
富山の紙風船とのつながりを見つけて、なんだか楽しくなってしまった。





ところで。


   越中富山の反魂丹
    はなくそまるめて万金丹
     それを飲む奴ぁあんぽんたん


これ、知ってる~~~!!
むかし意味も分からず口にしていたような気もするが、
こんなところにちゃんとルーツがありました!


お店の方が、越中反魂丹 はんごんたん の歴史を楽しく丁寧に説明して
くださった。

今は、薬の効果がないことを嘲っていう言葉であるが、
実は、伊勢の万金丹 もとてもいい薬。
でも富山の反魂丹を広く世に広めるために、万金丹を卑下した
こんな謳い文句が生まれたのだとか。



で、反魂丹。胃腸に効くらしい。
そして肝臓の働きを助ける成分も入っていて、飲み過ぎにも効果的キラキラ
とのこと。
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そもそも反魂とは、中国で「死者の魂を呼び戻す」という意味。
とやまの民話で、この薬を飲んだ母親が生き返ったことが名前の由来
らしい。

なんか効きそうだぁ アップアップアップ


自分用に、小分けになったものを購入。
小袋に小さな丸薬が10粒入っている。
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富山の薬の奥深さを垣間みることができ、思いつきで訪れたこの店との
出会いに感謝。




帰る前にもう1か所、どうしても行きたい店が。
前回富山を訪れた時に存在を知って、ぜひぜひ食べてみたかったのだ。

それは
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ご当地ラーメン である。

真っ黒いスープ が、名前の由来。
半世紀以上昔、労働者の白飯のおかずとして生み出された中華そば。


その元祖が、こちらのお店。
せっかくだから、食べやすく改良されたものではなく、
昔から続く本当の富山ブラックを食べよう!と決めていた。
本店は行けなかったので、駅前店。
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メニューはこれだけ。
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小(並)をオーダー。


来ました!


真っ黒!!!

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硬めストレート太麺

濃い口しょうゆのスープ(かなりしょっぱい)

塩っからいメンマ(これまた、かなりしょっぱい)

ざく切りのチャーシュー(これも、しょっぱい)

秘伝のしょうゆダレ

荒切りネギ・粗挽き黒コショウ(たっぷり)


+ ごはん
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さて、いっただきま~す ラーメン

まず麺と具をスープの中で混ぜる。
全ての具をスープになじませることが大切  らしい。


見た目を裏切らないしょっぱさ。
メンマも一緒に食べると、ぞくぞくするくらい(笑)しょっぱい。
一気に血圧が上がる感じ。

ラーメンをおかずに、白いご飯が進む進む。

さすがスープを飲み干すことはできなかったけど。



富山ブラックは、
もう二度と食べたくない!しょぼん という人と、 
また食べたくてたまらない!ラブラブ! という人と、
はっきり二分するらしい。

うん、そりゃそうでしょ。こんなにしょっぱかったら、ねぇ。

わたし?
もちろん後者です!

もうすでに食べたくてたまらない!(笑)

思い切って行ってみてよかった!
大満足の昼食。




新幹線の時間まで、お決まりの手紙書き。
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さて、名残惜しいが、そろそろ東京に帰ろう。


お土産を探してうろうろしていたら、駅近くでこんなところを発見。
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鱒寿司が大好きなわたしと相方。
昨年、鱒寿司の店を何軒もハシゴして食べ比べをしたことを思い出す。
あんなに、「この店は酸味が」「ここの味は甘みが」とか言って、
お気に入りの味を探したはずなのに、1年もたったらすっかり忘れて
しまっていた 汗
結局記事にもしなかったしなー。



同じフロアに、こんなところも。
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富山の薬を勉強した(どこが?)後だし、これは行くしかないでしょー! 
とテンションが上がるが、気が付いたら新幹線の時間がぎりぎり。

泣く泣く、外から写真だけ撮って諦める。いつか行ってみたいなー。
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帰りの新幹線。
喉が渇いて渇いて仕方がない。当たり前か・・・
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久しぶりのひとり旅。
相変わらず、気ままな思いつきだらけの旅だったけど、すごく楽しかった。

そうだった。わたし、こんな旅が好きだったんだっけ。
余裕がなくて1年以上離れてしまっていたけど、やっぱり時間をつくって
続けよう、と心に決めた。



おわり