さて、アメリカ横断の続きを。 前回の記事はこちら
コーチ(座席)とルーメット(寝台)で大きく違うのは、個室の有無も然ることながら、ルーメッとの客には食事がついているということ。
それなりにお高い乗車運賃だが、そこにはダイニングカーでの朝昼晩3食が含まれている。
さらに2日目の午後にはワインの試飲会も!
そう思うとかなりお得かも♪
そして、ソフトドリンクとコーヒーが飲み放題。おかしまで付いている!

ん? てるてる坊主??

これってアメリカにもあるの??? 旅の晴れを祈願????
しばし考え、ふと気が付く。
そっか! もしやこれはハロウィンのお化けでは?
ちなみに、てるてる坊主は日本独自のものらしい。
原型は中国の伝説上の人物「晴娘」のようだが、今の中国ではこの風習はほとんど行われていないとか。
世界各国「雨乞い」の儀式は数あれど、「晴れ乞い」はなかなかお目にかかれないという。
なるほどー! 雨は生きていくのに大事だもんねぇ!
これがダイニングカー。基本はラウンジと同じ造り。

ダイニングカーで食事なんて、「THE 鉄道の旅!」って感じで、めちゃめちゃテンションの上がるイベント☆
なのだが!
日本なら「楽しかった~~~~♪♪♪」って記事になりそうなのだが!
それで終わらないのがアメリカの旅!(笑)
まあ、まずは食事のご紹介から^^
夕食

さっき見た牛さんたちかなぁ…とふと思ってしまうが、焼き方もちょうどよくって美味しかったぁ^^♪
朝食

ワイン試飲会
それにしても。
アメリカの食事って、本当に炭水化物と脂肪ばっかりだ…
ふだん家で日本と同じような食事を食べているのでそれほど感じることもなかったが、今回全てが売店とダイニングカーでの食事だったために実感!
アメリカでどこのスーパーに行ってもサプリのコーナーやたらと広いのは、こういう理由か…と妙に納得。
おっと、ここで昼食の写真がない理由を説明しないと!
またもやアメリカのサービスを実感する出来事が!
昼食の時間にダイニングカーに行くと、「今いっぱいだからちょっと部屋で待ってて。呼びに行くから。」と言われ、その後全く呼ばれる気配なし。放送もかからない。
あー、飛行機での悪夢 再び…
催促しに行けばよかったんだけど、特にお腹もすいてないし、ま、いっか、と自分たちからはあえて動かず。
そもそも、これだけ脂肪分とって全然動かなかったら、絶対にお腹が空くはずないのである。
別に1食くらい損してもいいよね、ということで昼食は見送ることに。
そしたら夕方、「昼食食べてないの?」ときかれ、「食べてない」と答えたら、困ったわね~という顔でため息をつかれた。
え? そこ、わたしたちがため息つくところだけど?
でも、待ってたのに!と怒りをぶつける英語力はなく、とぼとぼ部屋に戻って相方に報告。
おまけに夕食の時間も勝手に決められ。
この日朝から、別件の「待ってて」のおかげで部屋で何時間も待ちぼうけをくらっていた相方はもう完全にキレてしまって、夕食の予約チケットを係の人の前で破り捨てた!
ひぇ~~~こわいよ~~~~
そんなこんなで、またまたしみじみと感じてしまったアメリカ式サービス…
二度とアメリカで旅行なんかしない!と大憤慨の相方をいかになだめるかが、今後のわたしの大きな課題だ。
さて、食事の話をもう少し。
ダイニングカーでは全て相席。これがまた、なかなかにつらい。
何せ食事は全5回(わたしたちは4回・(笑)+ 試飲会。
もともと相方は自分から話す方ではないので、日本でそういう時はだいたいわたしがメインで話すことが多い。
しかし今回は、せっかくの会話もわたしの英語力がないためになかなかキャッチボールにならず、とぎれとぎれ。
何を言ってるのかわからないことが多いので、相槌すら上手に打てず。
はぁ…情けなくってへこむ。
それでなくとも、ご年配のツアーの方々と日本から来た未熟者のわたしたち。
この組み合わせでいったい何を話せばよいのだろう。
「会話が進まないのは、英語が話せないからではなくて話題がないからだ」
どこぞの英語の勉強の本に書かれていた言葉が頭をよぎる。
幸いなのは毎回違うご夫婦との席なので、自己紹介から始まり、お互いの旅の様子を話し、わたしたちが何でアメリカに住んでいるのかをきかれ。それで時間の大半が過ぎること。
あーあ、こういうところでの旅の出会いってわたしにはまだ無理なのかなー、と落ち込むこと5回。
ところが。
最終日の朝食で同席した年配の女性が、別れ際に突然連絡先を教えてくださった。
この方は山登りをされるらしく、ほんの少しそんな話ができただけだったのだが。
日本が好きで、日本人のご友人も多くいらっしゃるとか。
わたしたちのシアトルの滞在時間があまりにも短いことを知って、今度来た時にはぜひ連絡して!と言ってくださったのだ。

どんより悲しくなることの多かったダイニングカーだったが、最後のステキな出会いのおかげでとてもうれしい思い出に変わった。
帰宅後、感謝の気持ちをこめて、一緒に撮った写真とカードを郵送。
この2年間で、またシアトルを訪れてこの女性と会うことができますように☆
次は、シカゴとシアトルの街の様子を。