今日は雨だったので
傘もないし
どうしようかと
思っていると
雨は急にやんで
もう降りだす
ことはなかった
眠いなーと
布団にはいると
驚くような人から
いきなり電話が来て
あたしは布団に
入ったまま
電話に出ると
メールがエラーで
送れないんだけど
アド変したの?
と質問され
あたしは
したよ、メールも
送ったはずだと
答えてから
電話の向こうの彼は
早く彼女が欲しいとか
レポートが
終わらないとか
他愛もないことを
話し始めた
あたしも彼氏が
欲しいけど
面倒くさいから
必要なときにだけ
癒してくれる人が
いいなと言うと
セフレがほしいの?
とからかわれたけど
精神的な癒しを
求めてるんだというと
そっか、と
笑い声がした。
彼はあまりに
彼女が欲しいと
訴え続けるから
あたしは、こいつ
あたしのことが
好きなのかとか
勘違いしそうになって
でもあたしの前で
元カノにフラれた
ときの話や
鼻毛や脇毛の話を
平気でするのを
聞いていると
多分この人は
あたしのことを
男だと間違えて
いるのだろうの思い
あたし女だよ?
と確認すると
えっ?と
聞き返されたので
あたしは目をつぶって
少し笑った
お母さんが
早く電話を切りなさいと
うるさかったので
ごめんね、と
電話を切ってから
彼にメールした
明後日君に会える
不器用に
ブリーチをして
まだらな髪を
いつものように
触りながら
ここに帰って
くるのだろう。

