2019年に「自分の力で何かしたい!」と情報収集をはじめた時、最初に触れたキーワードがいくつかありました。

 

 

・起業


・フリーランス


・在宅ワーク


・副業

 

当時、私はこれらの区別が明確についていませんでした。

とにかく自分の持っているスキルや好きなこと、得意なことを活かして人の役に立ちたいと思っていて、それがどういった形なのかがわかっていなかったんですね。

 

 

もちろん資金や収支のバランスなど金銭管理に関する理解も不足していましたし、それぞれのメリット、デメリットも調べきれていなかった気がします。

 

 

当時、働き方に悩んでいて、どちらというと逃げるように会社を辞めた感覚が強かったと思います。

 

 

 

今や「起業女子」という言葉は珍しくないですが、結構多くの方が誤解しているのが「起業」と「フリーランス」の違いではないでしょうか。

 

 

 

起業というのは事業を起こすわけですから、自らが何らかのサービスを生み出し提供していくスタイルになります。

 

 

 

一方、フリーランスというのは基本的には業務委託として仕事を請け負うスタイルなので、事業を起こすのではなく自分の得意分野の知識や経験をもとに仕事を頂く形です。

 

 

 

私は結構、長い間この辺りの区別が腑に落ちていませんでした。

 

 

 

なんとなく「起業」のほうが言葉の響きがカッコいいような気がしたし、

自分の得意なことやスキルを活かして起業!という言葉が出回っていたので、自分も起業しているようなつもりだったんですよね。

 

 

 

ですが厳密に言うと、私の働き方は起業ではなくフリーランスだった。

 

 

 

だから事業計画を立てたり、ビジョンを考えたりすることが苦痛で仕方ありませんでした(笑)

 

 

たぶん心の底で、「私がやりたいのは起業なの?」という思いがあったからだと思います。

 

 

起業はそれなりに高い志としっかりとした計画、準備がないと、現実的にカタチにしていくのはなかなか困難です。

 

 

対してフリーランスは会社員をしながら今すぐにでも始められます。

 

 

勤めている企業さえOKであれば、「兼業フリーランスです」と言ってしまえば問題ないです(税金面などいろいろ煩雑になる部分はありますが)

 

 

 

私は長いことモヤモヤした時期を過ごしていましたが、ようやく今はフリーランスという形がしっくりくること、そして収入の柱を限定することなく、パラレルワーカーとしてさまざまな業務委託やアルバイトなども組み合わせて安定させていく働き方が合っていることに気づきました(遅っ)

 

 

 

その延長上に今、頭の中にある事業を形にしたいという思いがあります。

 

 

ですから今の私は、兼業フリーランスで起業準備中といったところ。

 

 

 

働き方の選択肢は増えましたが、だからこそ自分が何をやりたいのかわからなくなることってあると思います。

 

 

「起業する人が増えている」とか「ママ起業」とか、そういった言葉に惑わされることなく、本来の言葉の定義をしっかりと捉えて、自分の進むべき方向性を見定めていくことは、とても大切ではないかと感じています。