beautiful days
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好きな人

とてもとても好きな人と

不本意な決別をして

そのまま音信不通になってしまって過ごしたこの3ヶ月。


めまぐるしく変わってゆく日常に寂しさなんてものを感じる暇もなく

あの人のいた毎日がまるでうそのよう。

あれは、あの一年は夢だったのだと

とても楽しくてキラキラした夢を見ていたのだと

そう言われたら信じてしまうかもしれない。


ただ、ちょっとしたことでネタめいたメールを送る相手がいないのに気付いた時

ぽっかりとした喪失感に襲われた。


自分の将来と大好きな人と、

どちらを取るかと言われたらどうするだろう?

間違いなく自分、将来とかキャリア、仕事を選ぶ

僕はそんな男だ。

そんな決心をしてあの人をひどく傷つけた。


僕だってだまされていたし、あの人の元にいたらもう伸びられないことはわかっていた

それに、もともとあの人のことは好きで好きになった訳じゃない

好きだから一緒にいたのでなく、一緒にいたから好きになった。

その存在をそばに見つけるたびにほっとしてた。

それだけだ。


愛、それは一言で言うと習慣だと思う。

始まる時には色々なきっかけはあるだろうが

始まりさえすればあとはもうただの習慣。

一緒にいる、それが当たり前だから一緒にいる。

それが当たり前だからほっとする。

ただそれだけ。

ただの愛着だった。


でも・・・とても素敵な愛着だった。

恋の魔法に酔いしれてた。

あんなに穏やかに人を好きになったことはかつてなかった

好きで好きになる恋愛しか知らなかった僕には

あの陽だまりのような幸福感は本当に初めてのことだった。


4つ年上の、優しい優しいあの人。

いつのまにか最後のメールが追いやられ、もうすぐ消えてしまうのだろう。

消せないmixiの紹介文。

借りたままの本。

影響されて買ったCD。

いつのまにか好きになってたチョコレート。



ただ憎むことしかできない自分を

貧しい人間だと思った。

もう人を好きにはならない。

僕にはその資格は多分ないのだから。