「お揃い・・恥ずかしくない?
いい歳した男二人が色違いのお揃いだよ?」
「んなの。ロケとかで散々着てきたでしょ?
智くんと俺が着てても、みんなそんなもんか、と思うだけだよ。
釣り用の服なんて、港?に行ってから着るんでしょ?
見るのなんて、釣りに来てる人だけじゃん。
プライベートでお揃い着られるの、嬉しいんだから。
ジャニーさんのTシャツもらったときもさ・・・
実はもんのすごい嬉しかったんだから!」
お揃い・・・揃えてよかったな。
誰かになんか言われたら、僕が使ってよかったから同じの買ったって。
言えばいいんだ。
これは嘘じゃない。
やっぱりいろいろ使うと、メーカーによって、使いやすさとか。
温かさとか全然違う。
自分なりにいい、と思ったので揃えてる。
「うん、じゃ、お揃いで着ようね。
当日、朝早いんだけど・・・
前日、翔くんの仕事どうなってたっけ?
遅くならないかなぁ?
寝不足だと船酔いしやすいから、よく寝たほうがいいんだけど」
「うーん、ロケはないから大丈夫じゃないかな。
今の仕事はスタジオ収録で終わるのばっかだから」
「じゃ、明日は休みだー!って盛り上がらなきゃ大丈夫だね」
休みの前の日はつい、だらだらと夜更かしすることが多い。
なんとなく、二人の時間を楽しみたい、ってのがあるから。
その流れで・・・こう、気分が盛り上がっちゃって・・・
で、次の日半分潰れることもあったりなかったり。
「え?ちょっと待って!それは・・・
ぜひ智くんと一緒に盛り上がりたい所存!」
僕もそんな時間が嫌いじゃないっていうか好き・・・だけど。
釣りの前の日はちょっと・・・だな。
「んふふ、ダーメ。
でも、釣りから帰ってきてからお付き合いするから」
「え?ホント?それなら・・・」
「あ、でも釣れたら、魚さばかなきゃいけないから、無理かな」
「そんなぁ」
翔くんが情けない顔になった。
んふふ。誕生日プレゼント代わりの釣りだからね。
その日は自分でさばくのはよそうかな。
おかみさんに頼んだ方が早く終わりそう。
船宿でお風呂入れてもらってる間に釣ったので何か作ってもらっとこ。
そのことも船長に連絡しなきゃな。
「んふふ、ちゃんとお付き合いするから」
「俺としてはそこまでが釣りツアーにして欲しいな」
☆★
櫻井さん、お誕生日おめでとうございます!
おはなしの中ではお祝いはこれから!
間に合わなかったけど、ゆっくり進めます。
今日はZERO〜♪
39歳の櫻井さんに会えますね。