「智くん!ダメでしょ!

あんなくっついちゃ!」

 

「んー?なんのこと?」

 

「Youtubeの!」

 

「あーあれ。何がダメなの?」

 

「新型肺炎の感染予防に努めなければいけないのに。

肩くんで、しかもわれわれ、歌ってるんですよ?

会食、会話は近い距離では避けるべきなのに!」

 

「ん、と・・・でもさ?

僕たち、直前にこんなことしてたから、関係なくない?」

 

と言って、智くんは俺の口唇に口唇を重ねた。

ぺろっと舌先で付いた唾液を舐めとると。

それだけじゃ物足りなかったのか?

手の甲で拭い取った。

 

 

「しかも翔くんさ。

明日は夜遅くまで収録するから、早く寝かせてってお願いしたのに。

しつこいくらいだったし。

どっちかがうつってたら、もううつってるよね?」

 

「う・・・それは・・・そうなんですけども!

注意喚起のために手洗いの歌まで歌ったんですから!

気を付けないと!」

 

「しょーくん、うるさいってば。

そんなこと言うんだったら、もうキスしない。

エッチもしない!」

 

「ダメダメ!それは絶対ダメ!

俺が言うのは、人前では。というか。

全世界に発信するようなところでは特に!の話!」

 

「んふふ・・・分かってるって。

ZEROでもやってたから。

でもさ。

全世界に発信してるから、わざとやったの」

 

 

 

☆★

 

と、つい思った山担。

智くん、見せびらかしてる?(笑)

 

remarkable = 注目すべき