え〜と。

「風見鶏」の続きは!?

と、思われた方には大変申し訳ありません。

 

今日は、さくらまつりでぃの短編を上げます。

まあ・・・変なおはなしなので(笑)

気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。

変なのだけど・・・妄想したくなっちゃったんです・・・

 

 

☆★

 

素晴らしき世界

Introduction

 

 

サクラ、という木に花が付く季節らしい。

 

 

ヒトとヒトの直接の接触がごく限られた生活を送っている時代。

ショウはサクラという木の存在を知った。

 

春、と大昔には呼ばれた季節。

ヒトが浮かれ出し、サクラの周りに集まって飲食しながら騒ぐ。

そんな風俗を知ってさらに興味を持った。

 

調べると10分程度で行けるあたりにサクラがあるらしい。

ちょうどいま。

サクラに花が付く季節らしい。

 

ショウは15年ぶりに外へ出た。

快適に調節された環境から外へ。

15年ぶりに動かした外への扉は少し軋んだ。

 

ビークルに乗ると設定した場所へ連れて行ってくれる。

到着の知らせとともにビークルから降りると、そこは橋だった。

川、と呼ばれる水の流れの上を通れるように渡した通路。

 

川の両脇に映像で見たサクラが並んで立っていた。

 

 

 

 

 

橋の上からあっちを見ても、こっちを見ても。

サクラ サクラ サクラ

サクラから舞い落ちる白い欠片が水に浮いていた。

 

ショウは水面を埋めるようなその白い欠片を見ていた。

 

パシャンと音がして、水面が揺れた。

 

 

 

そこには人がいた。

 

 

ショウが初めて出会った自分以外の人。

目が合った途端。

その人から目を離せなくなった。

 

 

ショウを見上げているその人も。

ショウから目を離さなかった。

ショウは動けなくなった。

 

その人は水に浸けていた手を上げると、斜面を登ってきた。

 

 

 

「やっと会えたね」

 

穏やかにショウへと向かったその音は。

ショウが初めて聞いた人の肉声だった。

 

 

 

☆★

 

桜の写真は毎年同じ日に定点観測している場所の写真です。

おはなしとはちょっと設定が合わないんですけどもね。

写真の加工とかは全くできないので〜(笑)

雰囲気だけ分かっていただけましたら。

 

 

前からこういう世界書きたかったんです。

モデルはアシモフの描いた世界。

と、竹宮恵子の描いた世界。

なんの作品か分かる方いるかな?(笑)

 

なぜ、今まで書かなかったのか?と言いますと。

このブログを閉めることを考えてるからです。

今まで上げたシリーズもの全部ある程度の片が付いたら〜

ブログ閉めようと思ってて。

 

なので、新しいのには手を出さないようにしてたんですけども〜

つい(笑)

 

ホントは3回位で終わるくらいにしたかったんですけども。

書き始めたら、楽しくなっちゃって(笑)

急遽、イントロだけを書いて上げることにしました。

なんたって世界観の説明が長くなりすぎる〜

 

おまつりには向かないんですよね。

イントロ書いたけど、本編をどうするのかは未定です。

まだショウのいる世界の説明しか書いてないし(笑)

 

読みたい人がいるとも思えない・・・