僕の肩に載せてる頭がガクっと落ちる。

もう、半分寝落ち。

 

「翔くん、ベッド行こうか?

もう、寝よう?」

 

「ん?何?智くんからの夜のお誘い?

それなら喜んで・・・」

 

そんな余裕ないくせにね。

 

 

「翔くん、そんな元気なんだ?

じゃあ、その前に・・・翔くんの誕生日、どこに行くか?

ベッドでゴロゴロしながら決めようか?」

 

あれ?あのレポート用紙どうしたっけ?

翔くんが持ってる?

テレビ台のとこかな?

翔くんをベッドまで連れてったら、後で持っていけばいいか。

どうせ・・・見ることないと思うけど。

 

 

「じゃあ、翔くん、歯磨きしよう?

僕も一緒にするから」

 

洗面所でなんとか歯磨きさせて。

寝室のベッドに翔くんを連れて行く。

 

 

「智くんが誘ったんだから」

 

って、手を引っ張られたけど・・・・

 

「ちょっと水持ってくる。

あと、こないだのレポート用紙、向こうにあるから」

 

翔くんの返事は生返事だった。

あ〜翔くんの携帯も持って来ておかないと困るか。

 

たしかテーブルの上にあったし。

 

翔くんに掛けた布団の上から軽くポンポンって叩くと・・

翔くんの口元が微笑むように緩んだ。