翔くんの肌は色が白くてモチっとしてる。

適度に弾力があって、撫でるとすべすべしてて。

ずっと触っていたくなる。

 

ベッドで抱き合ったあと、そのままの姿で・・って時には。

眠ってしまうその時まで、その手触りを楽しませてもらう。

 

・・・翔くんは僕の肌の手触りを楽しんでるみたいだけど。

お互いさま?

 

 

でも・・・秋から冬にかけて、空気が乾燥すると、翔くんの肌も乾燥する。

ところどころ、白く粉が吹いたみたいにカサカサになる。

 

痒いのか、お風呂に入った後は、ポリポリ掻いてる。

楽屋でも無意識にポリポリ。

 

そのせいで、お腹にも背中にもミミズ腫れ。

 

 

 

「翔くん、背中にローション塗ってやるから。

ほら、ベッドに横になって」

 

自分では何もしようとはしない翔くんの代わりに。

僕がなんとかしてあげたくて。

というか・・・あの気持ちいい手触りを復活させたくて!

 

翔くんが前にみんなに買ってきてくれたスキンケアグッズを取り寄せた。

保湿成分のある入浴剤とか。

お風呂上がりに塗るスキンローションとか。

さらにその上に塗るクリームとか。

 

うつ伏せでベッドに横たわる翔くんの太ももからケツの辺りに座らせてもらう。

 

ローションを僕の手に取って、馴染ませる。

それから翔くんの背中に塗り広げていく。

 

僕の手が広い背中を滑ると、翔くんが身動ぎする。

 

 

「翔くん!動かないで!ちゃんと塗れないから!」

 

ちょっとくすぐったいのかもしれない。

でも、あんまりぐいぐいやるとそれでまた痒くなりそうだしなぁ・・・

 

ローションが翔くんの肌に馴染んだら、次はクリーム。

それも手に広げて馴染ませてから、背中に・・・・

 

 

「あー!!もう我慢できないぃっ!」

 

「へっ??」

 

グルっと視界が変わった。

翔くんが上から僕を見てる。

 

 

「智くんにそんなことされたら・・・」

 

僕の太もものあたりに翔くんのケツが乗ってる。

翔くんの言葉の意味はすぐに分かった。

下着を不自然に押し上げてるモノが・・・見えた。

 

 

 

「智くん・・・・そんなのいいから・・・

俺にこっちのローション使わせて?」

 

タプタプと音がするボトルを振った。

それは・・・季節を問わず、僕が使われる・・・・ヤツだね。

 

 

 

☆★

 

ということで・・・

翔くんは掻き壊すまで肌のケアが疎かになる・・・んでしょう!(笑)