足腰に来てるなんて・・嘘じゃん!
しっかり働いてるし!
なんなら、普通より、しんどい体勢だったし!
翔くんが満足した後。
抜く時だって、僕はもう、腰が砕 け て る・・・っていうか。
力が入れられない状態で。
翔くんの立てた膝に寄っかかって、ようやく座ってる?
って、感じだった。
動けなくて、しばらくそのままでいたんだけど・・・
翔くんのが落ち着いてきちゃったから。
始末しないと・・・って頃になっても動けなくて。
結局、横倒しにしてもらって、翔くんが自 分 で 抜 い た。
「しょうくん・・・嘘つき!」
自分が頑張ろうって思ったのが・・・恥ずかしくて。
なんていうか・・自分だけ恥 ず か し い姿見せたみたいな気がして。
翔くんの顔見られなくて。
背中向けた。
後ろでガサゴソ、モゾモゾ始末してる気配がして。
ふぅって、ため息が聴こえた。
何?そのため息!?やっぱり、呆れてる?
翔くんから離れようと、腰を前にシーツの上を滑らせた。
「嘘なんて、ついてないけど?
智くんがイイ姿見せてくれるからさ。
アドレナリン出まくったんだろうね?」
僕の上から翔くんの腕が回ってきて。
枕に押し付けてる頬に手が触れた。
クイって、顔を枕から離されて、翔くんに向けさせられた。
顔に体がくっついて回る。
翔くんの方に体が向くと、頬から手が離れて、そのまま背中に回る。
「頑張るって思ってくれたんでしょ?嬉しかった」
ふわっと触れた口唇は優しく僕の口唇を包んでくれた。
僕も翔くんの腰に手を置いた。
グイって、背中に回った手に力が入って。
抱き寄せられて、体が密着した。
「あぁ・・・智くんの匂いがする・・・」
微笑むと眠そうに半分閉じた目蓋がだんだん降りてくる。
腰のあたりをトントンと軽く叩くと、完全に目が閉じた。
すぐに聴こえてくる寝息。
もう!やっぱり疲れてたんじゃん!
明日は少しゆっくりしようね。
おやすみ翔くん。
END