中の手紙を出して・・なんか緊張する。
らんが初めて書いたサンタさんへの手紙!
絶対、翔くんは記念に保管しておく!って言うはず!
クリスマスのプレゼントと引き換えに、ちゃんともらっておかないとね。

保育所でもらったピンクの便箋に書いてある。
・・・・・・・が欲しいらしい。
文字はなんとか読めるんだけど・・・
読めても、それがなんだか分からなかった。


「なんだろう?これ?」

「んーちょっと調べてみる」

相葉くんが謎の言葉を調べようと、バッグのスマホを出そうとした。
その時・・・便箋がもう一枚あることに気づいた。


“まちきぱぱの おたんじうかい したい”

!!
相葉くんのことを思わず振り返った。
スマホを覗きこんでて、こっちは見てない。

僕は便箋を元通りに折りたたんで封筒にしまった。
これは・・・相葉くんにはないしょ・・・だな。

らんが隠した場所に戻した。
この手紙から、相葉くんの意識を逸らさなきゃ!



「分かったよ!
多分だけど・・・プリ◯ュアの最終兵器だと思う!」

・・・プリ◯ュアの最終兵器??


「それは・・・翔くんが仮装してた、あれ?
月に代わってなんとか・・・みたいな?」

「それとは違うみたいだよ〜
6人組で〜すごい美味しそうな名前のグループ!」

「へ・・へぇ・・・・わかった。
ありがとう!
これで、プレゼント、準備できるよ」


相葉くんはそれ以上、手紙のことは忘れたみたい。





今夜は・・・会えなかった分、まとめて・・・なんて・・言って。
いつも以上に・・・ガツンガツン・・で。
いつも以上に相葉ちゃん・・・っぽくて。
すごいよかった。