もこもこな手触りの服が今のアナタのお気に入り。
アニメキャラクターの黄色いもこもこをパジャマにし始めた。
着ぐるみ感があって、可愛いことは可愛い。

パジャマを着ると、パーカーをかぶって、俺に見せてくれる。

「ね?翔くん、これ、いいよねぇ?」

もちろん、可愛いね、と答える。
俺が可愛い、と言ってるのは、黄色いパーカーのキャラクターではなく・・
智くんのこと。

俺がキャラクターを可愛いと思っている。
と、智くんは誤解してるんだろうと思う。。


ちょっと湿った髪のまま。
黄色いアニメキャラクターになって、智くんがベッドに入ってくる。
その行動の可愛さに思わず、ため息が漏れる。

「可愛い・・・」

んふふ、と嬉しそうに智くんが笑って、俺の胸元に顔を摺り寄せる。
キャラクターと目が合う。
俺も深く布団に潜って、智くんと並んだ。
深くかぶったパーカーから智くんの口元だけが覗いている。
パーカーが脱げないように、手で押さえたまま。
智くんの口元に自分の口唇を寄せた。

すぐ横に、チュっと音を立てて、触れた。

「んふふ」とまた智くんが笑う。
智くんの笑った目が見えないまま。
笑う口元が緩んだ。

チュ、チュ、チュ。
何回も場所を変えて。
でも、口唇は合わせない。

智くんが赤い舌をちらっと覗かせて、自分の口唇を舐めた。
智くんがちょっと焦れてる時の癖。


今度は俺が「ふふ」と笑う。
黄色いもこもこの裾をまくり上げて。
へそのすぐ横にチュっと音を口唇を寄せた。

チュ、チュ、チュ。
何回も場所を変えて。

「んんぅ」と智くんが身を捩る。
口が開いて浅く息をしている。

智くんが腰を俺に擦りつけてきた。
智くんがかなり焦れてる時の癖。


黄色いもこもこ。
そろそろ脱がせてあげようかな?