2つ目はノート。

智くんと一緒のグループでデビューすることになって。
嫌々ながら、仕事していた。
智くんと同じグループ、それだけが俺の仕事の唯一のモチベーションだった。

それでも、なんとなくでも続けていくうちに、仕事への義務感も出てきて。
一生懸命やってるつもりなのに・・・
なかなか、思うようにならない。
後輩にも、デビュー前のやつにも・・負けてる気がして。
智くんは泰然としているように見えた。
デビュー前に、俺たちよりずっと苦労してる。
経験値が全然違うんだから。

コンサートの夜、話し合ったこと。
自分の想い。グループみんなの想い。
覚えてる限り、書き取った。

気持ちが先に来て、読めない字が綴られているページもある。
悔し涙で滲んだページも。

一際大きく書かれているのは・・・
俺たちのグループの指針にもなった智くんの言葉。

ニノにも、松潤にも・・きっと相葉くんにも、刺さったであろう。
あなたの言葉。

そのページをきっかけに・・
愚痴が多かったノートに夢が書かれるようになった。

その夢を実現するために・・・
今、自分はなにをするべきなのか。


前向きな言葉が増えていった。
そして・・・


今の俺たちがある。


そんな転機が記されている・・・ノート。