3つの品を候補に上げた。
まずはTシャツ。
ジュニアの頃のレッスンによく着ていたもの。
自分の当時のお気に入りのTシャツではなかったんだけど・・・
これを着て、レッスンを受けた時に、智くんに初めて声を掛けられた。
俺にとっての記念のTシャツ。
“おまえみたいなチビによく似あってるじゃん“
言われた言葉は、お上品じゃなくって。
やんちゃな上級生が下級生をからかうようなものだったから。
“チビじゃねーし!おまえって言うなよ!”
“俺には櫻井翔っていう名前があんだよ!”
“そっちこそ、女みたいな顔してるくせに!”
その言葉に食って掛かった俺に辟易とした顔をして。
“悪かったな、翔”
って・・初めて名前を呼ばれた記念でもある。
フニャって笑ったその笑顔に・・・俺は堕ちた。
似合ってる・・って言われたから。
それからのレッスンでは、毎回のように着ていった。
いつの間にか、俺のトレードマークになっていた。
そんな想い出のあるもの。
智くんは・・・そんな小さな出来事・・
覚えていないだろうな。
俺にとっては、智くんへの想いが始まったきっかけの・・
大事な記念・・なんだけど。
まずはTシャツ。
ジュニアの頃のレッスンによく着ていたもの。
自分の当時のお気に入りのTシャツではなかったんだけど・・・
これを着て、レッスンを受けた時に、智くんに初めて声を掛けられた。
俺にとっての記念のTシャツ。
“おまえみたいなチビによく似あってるじゃん“
言われた言葉は、お上品じゃなくって。
やんちゃな上級生が下級生をからかうようなものだったから。
“チビじゃねーし!おまえって言うなよ!”
“俺には櫻井翔っていう名前があんだよ!”
“そっちこそ、女みたいな顔してるくせに!”
その言葉に食って掛かった俺に辟易とした顔をして。
“悪かったな、翔”
って・・初めて名前を呼ばれた記念でもある。
フニャって笑ったその笑顔に・・・俺は堕ちた。
似合ってる・・って言われたから。
それからのレッスンでは、毎回のように着ていった。
いつの間にか、俺のトレードマークになっていた。
そんな想い出のあるもの。
智くんは・・・そんな小さな出来事・・
覚えていないだろうな。
俺にとっては、智くんへの想いが始まったきっかけの・・
大事な記念・・なんだけど。