いつも・・・じゃないけど。
たまに・・ストン。
と、自分が寂しさのエアポケットに入ってしまった時。

こっそり寂しさを紛らわすための画像。
それを「♡」に入れてある。

こんないい大人が寂しい・・ってなるとか。
そんなこと知られるのも恥ずかしいし。
その気持ちを紛らわすためのものがあるとか。
それをこっそり頼りにしてるとか。

ちょっと考えると、かなり・・・気持ち悪いっていうか・・
だから、そのフォルダーのことは誰にもナイショ。



元々は・・・二人とも仕事が忙しくて。
会う時間が取れない時期が始まりだった。

寝る前のホンの5分。
電話でおやすみ、を交わして。
時々、会いたい、って気持ちを堪え切れず。
涙を堪えながら、会いたいの言葉を堪えて。

つながった電話がなかなか切れなくて。
それでも、睡眠は取らなくちゃだから・・・電話を切って。

気持ちをぶつけて、受け止めてくれる相手がいない。
それが、寂しさを余計に感じさせて。


写真フォルダーにたまたま、その時あった、写真。
ライブの楽屋の写真。
翔くんがソファーに横になって、半分眠そうな顔の。

その翔くんに話しかけた。


「翔くん・・会いたい。
いつ、仕事終わる?
僕の明日の仕事はね・・・21時終了予定なんだよ。
いつも・・長引いちゃうけどね。
翔くんも同じくらいに終わったら、会えるのにね・・・」



完全な独り言。
だけど、翔くんに話しかけてるって、気分になって。
すごい気が紛れた。