翌朝。

やっぱり・・というか・・
いつも通りに・・というか・・

声がちょっと掠れてて。


レコーディングとかドラマ撮影とかがない日だと。
そんな声も、色っぽいって。
翔くんは褒めてくれる。


でも、今日は朝から撮影、って昨夜言ったから・・・
また、翔くんが凹んでる。

しかも・・・・


「あ~~風呂の後にも・・ヤッちゃったから・・・
智くん、台本読む暇、なかったよね?」

どうしよう・・と、僕よりも青い顔して焦ってる。


「翔くん・・大丈夫。
もう、セリフは入ってる。
だから・・昨夜は・・シたかったの」

泣きそうな顔のまま、目元はクシャっとさせて。


「あ~~よかった~~智く~~ん!
やっぱり、俺、またしばらく反省期間設ける!!」

だから・・なんでそうなっちゃうの??





「翔くん・・やっぱり・・僕のこと、いらないって思ってない?」