眠っていたかと思ったのに・・急に、引き寄せられた。


「センセー、おはようございます。
昨夜・・・すいませんでした」

「ん・・おはよう」

思ったより、しっかりした声で返事があった。
腕で引き寄せられたのは・・寝ぼけてるせいじゃ・・なかったんですか?


「あの・・センセー?」
「ん・・・?なに?」

センセーの顔を窺った。
目を細めて。
ワタシを見ている視線とぶつかった。


口元が、引き上げられて。
センセーが半身を起こす。

「カズは・・さ・・・
こんな色気もなんもないような服着てても・・さ」


ルームウェアの襟元を指先で引き下げると・・・
そこに唇で触れてくる。


「センセー・・ちょ・・っと・・朝から・・何を・・!?」
「朝・・だから」


腰を押し付けられて。
センセーのその理由・・・・
理解した。