ホント・・無頓着なんだから・・・
さっきから、裸のカズを近くに感じてて、落ち着かないっていうのに。

床に引きずってるのが気になるのか、毛布を巻き直そうとするから。
その下のカズの白い肌が見えちゃって。

「寝室で、そんなことするなんて・・・・誘ってる?」

ダメージ受けた後だから・・って、ガマンしてるっていうのに。
オイラはこっそりと溜息をついた。
カズの紅くなっていく顔を見ると、ガマンできなくなりそうだから。
箪笥を指で示した。


「そこ。オイラの服が入れてあるから。
好きなの選んで。
あ・・パンツ。これ、新しいのだから」

まず、下着だけでも・・買い置きのを渡す。


「あ・・ありがとうございます」

カズはオイラに背中を向けて、パンツのパッケージを開けた。
ごそごそして。
やっぱり、下着だけでも履くと違うのか。
ちょっと落ち着いた顔をしてる。


ベッドに寝っ転がる。
カズが選んでる間、寝てよっかな・・・

箪笥の引き出しをいくつか開ける音がして。


カズが、なんか言っているけど・・
眠気に襲われて・・・・



目が開けていられなかった。
やっぱ・・オイラもちょっとだけ・・・・疲れてる・・みたいだ。