翔くんの舌が・・足先から、軌跡を残しながら、あがってくる。
くすぐったいような・・じれったいような感覚が、そこから起こって。



「しょ・・くん・・・・くすぐったい・・ヤダ・・」

「智くん・・くすぐったい・・じゃなくてね。
それは・・・カ ン ジ テ ル・・って、いうんだよ」



下着の上から、指先で僕のの形をなぞって。


「ほら?アナタの・・・もう、こんな・・だよ?」


濡れて、気持ち悪くなったあたりで、指がくるくる回って。
もっと・・濡れた。


「っん・・しょ・・くん・・・・」


右の膝の・・・ちょっと上。
翔くんの舌が丁寧に舐る。
唇も、当てられて。
そこを食べてしまいそうに・・・

軽く歯も当てられて。



「これ・・誰に付けられた?」


大きく色が変わった部分。
そこばっかり・・・舐られて。甘咬みされて。吸い付かれて。



「ちょっと・・・あた・・っちゃった・・だけ・・」

「ホント?寝技とかは・・・ないの?」

「しら・・ない・・まだ、そんなの・・・」

「俺が・・・治したい・・・・・」





そんなことされたって。
あざは消えない。

ただ・・・・・痕を付けられた記憶が・・・・
痛みを伴うものじゃなくって。





カ イ カ ン・・を伴うものにすり替わるだけ。





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・・・切ない系にはなりませんでした。
すいません~~~