「少し、話でもしよ?ね?」


落ち着いて欲しくて。
翔くんの下から、抜けだそうと、後ずさろうとしても・・・
のしかかられて。おさえつけられて。
動けない。
ただ、足をじたばたと動かしただけ。


「翔くんってば!!」

翔くんの様子があまりにもおかしくて。
怖くなって、強い口調で、止めようとしたけど・・・



「アナタがいけないんだよ。
VTRで、あんなにカワイイ顔して、俺の気持ち揺さぶって。
ずっと、翔くんだけ見てたよなんて言って、俺の気持ち射抜いて。
ゆっくり寝てなんて言って、俺の気持ち弄ぶから。

アナタに欲望をぶつけたくなくて・・
アナタへの欲望をもてあまして。
こんな遅くまで、時間潰してきたのに。

それなのに・・・

アナタが、悪いんだから」



そのまま、僕の抵抗を物ともせず・・
翔くんは、僕が着てるものを剥ぎとって。








「つぅっ・・・くっ・・・」
痛みと圧迫感で、上げそうになった悲鳴を、奥歯を噛み締めて耐える。