よっぽど、疲れてるんだね。
バスローブ着せて、ベッドに連れて行くのに・・

僕のいうなり。


だったのに・・・肩を組むようにして、ベッドに連れて行って。
寝かそうとしたら、翔くんの腕が腰に回されてて。

一緒にベッドに引き倒された。


「翔くん・・もう、寝るんでしょ?
早く寝て、って、僕、言ったよね?」

「さとしと・・・寝る・・・」

「分かったってば。
僕も、布団、入るから。
一回、腕、解いて?」


翔くんの腕が緩んだところで、一回ベッドから出る。
飲み物、ちょっと欲しくて。

キッチンまで、取りに来たら、寝室から、翔くんの声が追いかけてくる。


「さとしく~~ん・・・まぁ~だぁ~」

その声が・・・甘えん坊な翔くんの声で。
もう・・カワイイなぁ・・・
ペットボトルを持って、ベッドに戻る。
翔くんの隣に入り込んだら、すぐに腕の中に抱え込まれた。


「さとしくん・・・さと・・し・・く・・」


僕の名前を呼ぶ声が。
すぐに寝息に変わった。