大丈夫?


って・・アナタは尋ねるけど。
アナタにそう、尋ねられる時に、大丈夫だったことなんて・・・
ない。


アナタの熱に浮かされて。
自分の存在がアナタに溶かされていっていて・・

アナタとの・・世界との・・境界が・・曖昧になっていて・・


答えられないまま。


アナタの気遣うような視線に、また。
溶かされて、浮かされていく。


「ぁ・・・ぁあ・・」

大丈夫?
の問に出るのは・・・


ただ、吐息だけ。