久しぶりで。


何度も何度も、求め合って。
何度も何度も、名前を呼んで。
何度も何度も・・・・




掠れた声で、おーのさんがワタシを呼ぶ。

「カズ・・・大丈夫?」

「・・・・・」


キモチが・・・体がフワフワと漂ったまま・・・
戻れない。


「カズ・・戻って来られないの?いいよ・・そのまま・・そこにいて」

「・・・・・」

「オレも・・・また・・そこにいくから・・・」


やさしく髪を撫でていたおーのさんの手が・・
漂ったままのワタシを・・もっと、昇らせようと・・・
動いて。


触れられただけで。
また・・



「ぁあ・・・・・お・・・の・・さ・・」

「さ・と・し・・・言ってみて」

「さと・・し・・・・」

「そう・・さ・と・し・・」

言いながら、さとしが・・
ワタシの隙間を埋める。



ぴったりと埋められて。
離れまいと、縋り付いて。


何度目だろう。
フワフワとしたまま・・
さとしも・・・
オナジトコロにきてくれて。

ふたりで・・ただよったまま・・
また・・・