智くんの名前を呼んで。
口 吻 る。

智くんが呼んでくれる俺の名前は途中で途切れて、俺の中に消えていく。
何回も何回も。


愛しさが伝わるように・・口 吻 る。

俺の腕を智くんが掴んでる。
口 吻 るたびに、力が入れられて。


そして・・・泣きそうな声で、俺の名前を呼ばれた。


智くん・・・


アナタを愛してる。
アナタと一つになりたい。



そうして、アナタの深い所に身を沈める。


泣きそうだった声は、喜びの響きを帯びて。
また、俺の名前が呼ばれた。


このまま、ずっと、一つになっていたい。
ゆっくりと、ゆっくりと、融け合っていられたら・・・