首に手を回した途端に、翔くんの舌の動きが・・激しくなって・・
優しく、僕を煽ってくる。


合間に吐息とともに、声が漏れて・・・
恥ずかしくて、翔くんの顔が見られない。

目を閉じてると・・
翔くんの唇が、離れて・・

また、違う場所に降りてくる。


翔くんの動きを追うように、僕の意識も連れられていって。


僕に触れてるのが、唇だけでなく。
手も。
足も。

体全体で、僕のこと・・感じててくれて。
僕も全身で、翔くんを感じ取る。



服があるのが、もどかしい。
翔くんを直に感じられなくて。

直接、触れて。
翔くんのあったかさ・・・もっと・・感じたい。




服の中に入ってきた、翔くんの手に・・
考えてたことを読み取られたような気がして。

恥ずかしいけど・・
同じこと、思ってくれてる?
って、嬉しくて。


躊躇いなく身を任せて。
自分が感じてること、翔くんに全て、見せたい。


だって・・・言葉では・・うまく伝えられない。
だから、見せるしか・・ないから・・・


「翔・・くん・・・・・」


もう・・止めないで。
もう・・このまま・・・連れて行ってよ。

って・・・伝えたいから。