思い出しながら、智くんのリクエストの眠り姫を話す。
うろ覚えなのは、適当に濁しながら。
気づくと、智くんは俺に凭れて、眠っていた。

眠りながら、微笑んでいて。
それが、俺の声を聴きながら眠ったから・・
だったとしたら・・

なんて・・自分の都合のいいように、考えて、しあわせな気分に浸る。



そっと、智くんをソファーに下ろす。
起きる気配がなくて・・

こんなに眠かったのに・・俺のこと、待っててくれた・・
なんて、また、しあわせな気分に浸って。



眠り姫・・・

キスしたら、目覚めるんだろうか?


そっと、唇に触れる。
やっぱり・・そんな都合よくはいかなかったけど・・
触れた唇の感触に・・やめられなくなった。

何回も、そっと、触れるだけのキスを繰り返す。
智くん・・
そろそろ、目覚めてよ・・・


俺・・もう・・さ・・・




その時、微かに開かれた、唇。
智くん・・起きて・・・

応えてくれた智くんに・・・もう・・止められなくて・・・



首に腕が回されて。
止めなくても、いいんだ・・
そう・・・思っても・・いいでしょ?







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☆magic★hour☆ の ヒコさんにまたまた!イラストを描いていただきました~


なんでしょう?
この、エロさ?
(笑)

いつもいつも、ありがとうございます!