ニノがゲームをしているのをソファーで寝転びながら、眺めていたら・・
いつの間にか眠ってしまった。
ただ、眠っていても、体が動かせないだけで、意識は起きてる。
ゲームを止めたニノがこっちを振り返ってみた気配がする。
「おーのさん、寝ちゃったんですか?」
ううん。
起きてるって。
ただ、動けないだけ。
「おーのさん・・・起きないんですか~?」
あ・・・髪、いじってる。
「いたずらしちゃいますよ~」
って・・小声で言ってる。
なんか・・声、笑ってるし!
イタズラって・・!
何するつもりだよ・・・
「おーのさん・・・」
オレは起きてるってば!
動けないだけ!
「これ・・ワタシのお気に入り・・」
右頬の傷跡のあたりにそっと、触れられて。
「ここのホクロも・・」
って、左目蓋に触れられて。
「これも・・・」
って、耳朶に触れられて。
「ここも・・・」
って、手を、撫でられて。
唇で・・・触れられたような・・感触。
「全部・・大好き・・・」
気がついたら、ニノもソファーに凭れて、寝てた。
オレの手に、ニノの手が、乗ってて。
そっと、ニノの手の下から、抜いて・・・
絡めるように握り直した。
いつの間にか眠ってしまった。
ただ、眠っていても、体が動かせないだけで、意識は起きてる。
ゲームを止めたニノがこっちを振り返ってみた気配がする。
「おーのさん、寝ちゃったんですか?」
ううん。
起きてるって。
ただ、動けないだけ。
「おーのさん・・・起きないんですか~?」
あ・・・髪、いじってる。
「いたずらしちゃいますよ~」
って・・小声で言ってる。
なんか・・声、笑ってるし!
イタズラって・・!
何するつもりだよ・・・
「おーのさん・・・」
オレは起きてるってば!
動けないだけ!
「これ・・ワタシのお気に入り・・」
右頬の傷跡のあたりにそっと、触れられて。
「ここのホクロも・・」
って、左目蓋に触れられて。
「これも・・・」
って、耳朶に触れられて。
「ここも・・・」
って、手を、撫でられて。
唇で・・・触れられたような・・感触。
「全部・・大好き・・・」
気がついたら、ニノもソファーに凭れて、寝てた。
オレの手に、ニノの手が、乗ってて。
そっと、ニノの手の下から、抜いて・・・
絡めるように握り直した。