ロケで、北の方に来た。
そこに広がるのは、白い景色。
東京ではめったに見ることのできない・・雪化粧された・・木々。
スタッフさんに断って、休憩時間に、ちょっと散歩に出た。
あまりにも、人里離れていて、誰も周囲にいない。
こんな、一人の時間、久しぶりだ・・
誰も足跡を付けていない新雪の上に足跡をつけながら、歩く。
時には、自分の付けた足跡を見るために、後ろ向きで。
時には、足跡を途切れさせるために、大きくジャンプしながら。
時には、ちょっと不思議にするために、片足でケンケンしながら。
時には、拾った雪で足跡を消しながら。
ただ、ひたすら、足跡で遊んだ。
こんな、雪遊びしたの・・いつぶりだろう。
その時・・・ふわっと雪が降り始めた。
ちょっと、薄暗くなりかかった空から落ちてくる雪。
空を見上げると、自分だけに向かって、落ちているように見える。
手袋をした手を空に差し出すと、雪が載る。
そっと、覗いてみたら・・・
結晶が見えた。
それは・・息を吹きかけただけで消えてしまう、儚い夢。
この夢、オマエと一緒にみたかったな。
メールを送るために、スマホを取り出した。
次に、俺の掌に載る夢はどんな夢だろう。
(S)
そこに広がるのは、白い景色。
東京ではめったに見ることのできない・・雪化粧された・・木々。
スタッフさんに断って、休憩時間に、ちょっと散歩に出た。
あまりにも、人里離れていて、誰も周囲にいない。
こんな、一人の時間、久しぶりだ・・
誰も足跡を付けていない新雪の上に足跡をつけながら、歩く。
時には、自分の付けた足跡を見るために、後ろ向きで。
時には、足跡を途切れさせるために、大きくジャンプしながら。
時には、ちょっと不思議にするために、片足でケンケンしながら。
時には、拾った雪で足跡を消しながら。
ただ、ひたすら、足跡で遊んだ。
こんな、雪遊びしたの・・いつぶりだろう。
その時・・・ふわっと雪が降り始めた。
ちょっと、薄暗くなりかかった空から落ちてくる雪。
空を見上げると、自分だけに向かって、落ちているように見える。
手袋をした手を空に差し出すと、雪が載る。
そっと、覗いてみたら・・・
結晶が見えた。
それは・・息を吹きかけただけで消えてしまう、儚い夢。
この夢、オマエと一緒にみたかったな。
メールを送るために、スマホを取り出した。
次に、俺の掌に載る夢はどんな夢だろう。
(S)