11月26日

今日の仕事は、しやがれの収録だけだから・・終わったら、何しようかなぁ・・
飯食うか・・誰か誘って、飲みにでも、行こうか・・
誰か暇なやついるかなぁ・・メールでもしてみようかな。

なんて、頭に浮かぶことをぼーっと流しながら、楽屋に入った。

オイラ以外の4人はもう、来てて、集まって、何か盛り上がって話してた。
・・オイラが入った途端に、急に、話しやめるの・・なんだ？？
オイラの悪口でも言ってたんかぁ～？

まあ、いいや。
まだ、時間あるから、ちょっと寝てよ・・・

ソファーに寝転び、タオルを顔にかけて、寝ることにした。
眠りに完全に落ちる寸前、4人のこそっと
「ここじゃ話せないから、ちょっと、外で話そう」
と、いう声が聞こえた。

・・なんだよ・・・



いつの間にか、熟睡してたみたい。
「リーダー、起きて。もうそろそろ着替えて、メイクしないと。時間ないよ」
ニノに起こされた。
「じゃ、私たちはちょっと先に行ってますね」
そういうと、楽屋を出て行った。

なんだ・・誰もいねぇじゃねぇか。
やっべ～寝過ぎたか。
寝ぼけた頭のまま、残ってた衣装に着替えて、大急ぎでメイクした。

スタジオに向かうと、メンバー4人がスタッフさんたちと打ち合わせしている。
遅れた！って、慌ててそこに合流すると・・

「じゃあ、そういう感じで。よろしくお願いします」
翔くんがスタッフさんに挨拶して、解散。

そのまま収録になった。
・・なんかさ・・今日、オイラ・・・一人ぼっちのこと多いな。
う～ん。なんか、やっちまったかな・・？

「・・・で、大野さんは？」
急に話し振られたけど・・聴いてなかった・・
収録に、全く集中できないまま、終わった。


なんか、自分に苛ついて、スタッフさんに挨拶すると、真っ先にスタジオを飛び出した。
すると、ニノが
「ちょっと・・ちょっと、待ってよ、リーダー！コッチ来て！」

なんだよ・・オイラ、もう、今日は一人になりたい気分なんだけど・・・
憮然とした表情のオイラの腕をひっぱり、ニノがオイラをスタジオへ連れ戻す。



クラッカーの音。
お客さんたちの拍手の音。
誕生日を祝ってくれる、お客さんやスタッフ、それに・・メンバーの声。
ローソクが立っている大きなケーキ。
花束をもった翔くん。

・・・そういうことだったのか。
なんか・・ホッとして、嬉しくて・・涙が目に溜まった。

「あ～リーダーが泣きそう！」
相葉ちゃんが大きい声で叫ぶ。

「泣かないよ！」
でも、オイラの目から一筋・・流れた。







お誕生日おめでとうございます！
初心者のアラシックだけど、こうして、誕生日を祝えて嬉しいです。

画像はcooniさんからお借りしました。
ありがとうございました。