今年もよろしくお願いいたします。
隔月で行っているイベント「国立大衆音楽同好会」は今年も開催していきますので、そちらもよろしくお願いします。
さて先週木曜は仕事休み。映画を観に行こうと思って、フレディ・マーキュリーかレディ・ガガか迷ったが、それらは後でもいつでも観れるのでパスして、「サイドマン:スターを輝かせた男たち」を観に新宿に向かう。2016年作アメリカの音楽ドキュメンタリー映画。
ブルースの巨人マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフのバンドでそれぞれ演奏をしていた3人のミュージシャンが主役。パイントップ・パーキンス(ピアノ)、ウィリー“ビック・アイズ”スミス(ドラム)、ヒューバート・サムリン(ギター)。3人とも戦前アメリカ南部の出身で、シカゴに移住した後ミュージシャンとして活躍したブルースマン。
映画では、3人のなかでも特にヒューバート・サムリンに多くの時間が割かれていたかなと思う。観終わって自分が最も印象に残ったのも彼だった。
ヒューバート・サムリンは20年以上ハウリン・ウルフのバンドでギターを弾いていた。ジミヘンは彼のギターを手本にし(「キリング・フロア」をジミはハウリン・ウルフから譲り受けた)、ボニー・レイットは彼のギターソロを「詩的」と絶賛する。ある評論家は「ヒューバートはチャック・ベリーに匹敵するギタリスト」と評する。ハウリン・ウルフの「リトル・レッド・ルースター」のカヴァーを全英チャート一位にしたローリング・ストーンズももちろん、ヒューバート・サムリンの影響下にある。
ヒューバート・サムリンと親子のような間柄だったというハウリン・ウルフのライヴ映像も出てくる。これがまた実に良い。あの唯一無二のダミ声、そして巨体と大きい顔(笑)。存在感がやたらでかい。そしてステージでもけっこう動く。
(そんなウルフのエンタメ感とヒューバート・サムリンのギターソロも楽しめる動画貼っておきます)
あと、この映画で初めて知ったのだが、映画「ブルース・ブラザーズ」には当初マディ・ウォーターズが出演する予定だったけど撮影直前に病気でキャンセル、代わりに撮られたのがあのジョン・リー・フッカーの”BOOM BOOM”とのこと。 (後藤敏章)
