ブギ連、もう20回ほどは聴いただろうか。はまっている。
表面的に聴けば、戦前・戦後ブルースの名曲・名演へのオマージュというかカヴァーというか、そう聴けなくもないかもだが、趣味的・オタク的な面を主とする音楽ではない。即興性は高いが、ブルースのセッションやってますという雰囲気でもない。ちょっと不思議な感覚で、だからこうも繰り返し聴いてしまうのだろう。
気品あふれる内田勘太郎の超絶ブルースギターに、甲本ヒロトの尋常じゃない集中力のヒリヒリとした歌が対峙する。 ヒロトに関してはクロマニヨンズで聴けるヒロト節(スタイル)は封印。ざらつき、吐き捨て、闇をえぐり、喜怒哀楽をいっさい隠さない歌と言葉。その生々しい感じは、初期ブルーハーツの彼のヴォーカルを思い出した。ヒロトほんとすごいですね、再認識した。
今この瞬間にリアルなブルースを世の中にぶち込もうというブギ連の思惑と方法は大成功で、かつ、このアルバムはスタンダードとして後世に残るものとなるはず。良いです。(後藤敏章)
