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西の魔女が死んだ

始めに。。。
私たちが主催するイベント「ライブラリー」では
イベント名にちなんで、みんなのお勧めの本一冊とワンショットを交換するんです。

そして少しずつ集まった本。
そこに「西の魔女が死んだ」がありました。

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ある雑誌で
おばあちゃんが女の子のホッペを包み込む
写真に「キュン」として
思わず切り抜き、捨てられずにいたから

手にした本の題名を見てソレだと
気づいた時「運命だ!」と思ってしまってw。

誰が持ってきてくれたんだろう。
ありがとう。

DOUBLEFIVE

本がとても薄いので
少し驚きました。

平たく言えば
主人公の現代っ子の女の子(孫)と外国人の祖母の
ある夏の思い出話。

おばあちゃんの知恵や愛はまるで魔法のようで。。

私は、いつも答えを探しているので
この本には色々な答えが描かれてるんじゃないかと
読む前から期待していました

作者の梨木香歩さんの表現は
私が今まで上手く言葉に出来ずに抱えていた
心の動きをズバリ表現していて
読み始めてすぐ「この作家さんの事が知りたい」と思わせたんです。


小さい頃、急に「死んだらどうなる?」って不安で怖くなる事なかったですか?
昔、母に「お母さんは怖くないの?」と聞いたら

「そうね、そういう事を考える年頃ってあるんだと思うな。
お母さんも昔は怖かったけど、尊子やお兄ちゃんが生まれてからは怖くなくなったわね
尊子も大人になったら怖くなくなるよ!」

と答えてくれた事がありました。

そろそろ30歳の私は未だに怖いです。

西の魔女はなんていうだろう
どうやって私の不安を取り除いてくれるだろうと
また期待して読み進めました。


いつまでたっても
答えはありませんでした。

代わりに「魔女は自分で決める」
と言う言葉をくれました。

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読み終わる頃はすっかり
魔法をかけられていて
答えはどこかにあるのではなく
答えは自分で決めるんだ

と。。
当たり前なんだけどね
頭では分かってるよ。

日常的な訓練で、強い精神力になれるよと
改めて教えてもらいました。

読み終わった今は
また違う期待感に包まれています。

読む前、読んでる間、読み終わってからも
期待感が消えない本は今まで読んだ事がありません。

私にはフィットするとても好きな本。
映画も見たいな!


少し長くなっちゃったなw
おやすみなさい。



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TAKAKO 
(also known as “lahla joy”)