メディカルアロマ実践塾 double drops
菊地 裕子 です。
冬になると、お肌が乾燥して痒くないですか？
私は脛や背中が痒くなるんですよね。
年齢とともにどうしても乾燥しやすくなるので
ある程度は仕方ないのですが…
放置していてはますます痒くなるので
うるおい持続ケアをしましょう
肌のバリア機能を壊さない洗い方
お顔や体を洗う時に使うものにも注意が必要です。
洗顔フォームやボディソープには
合成界面活性剤が含まれているものがほとんどです。
ボトルの表示を見てみてね。
例えば
ラウリル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸ナトリウム
スルホン酸ナトリウム
などです。
合成界面活性剤は肌の油分を分解してしまう作用が強いため
肌のバリア機能を壊してしまいます。
皮脂膜があってこそのバリアだからね。
敏感肌用やアトピー用として売られているものでも
合成化学物質が多用されているものがあります。
バリア機能が働かない肌は、さらに刺激に敏感になっています。
ますます肌荒れを増長するから、気をつけてね。
肌が荒れている時の体の洗浄には
よく泡だてた石鹸を汚れやすい部分（脇・足先・陰部など）にだけ使い
残りはお湯で流すだけにするなど、肌の状態に合わせて洗ってあげて下さいね。
肌を乾燥させない
乾燥はかゆみを引き起こすので
肌の潤いが足りないようであれば保湿をします。
うるおい成分はアミノ酸、ヒアルロン酸、セラミドなどです。
これらが入った化粧水を利用するのも良いでしょう。
肌の水分にフタをする
オイルやクリームは、肌の中の水分を表皮から乾燥させないために
フタをする役割を担っています。
クリームはいろいろ混ぜて作られるものなので
ここではオイルの話をしますね。
肌への刺激の度合いは
鉱物油 ＜ 薬局方油 ＜植物油
です。
鉱物油は石油由来とはいえ、不純物がなく刺激の少ないものです。
ワセリンの中でさらに純度が高いものが白色ワセリンで
これは病院で皮膚疾患で処方される塗り薬の代表的な基剤です。
「鉱物油は石油由来だから良くない。」と言う人もいますが
それは精製技術が未熟だった時代に
不純物によって肌荒れする人が多かったからです。
医薬品に使われているのは、精製された鉱物油です。
そして石油のもと原油は
実は地球が何億年もかけて作り上げた物質なんですね。
自然が作り出した物質でもあるのよ。
肌が荒れている状態は
本来ならあるべきバリア機能が壊れている状態です。
こういう状態の時には、あらゆる成分で刺激を感じやすくなります。
今のお肌の状態に合わせて、保湿剤を選んでみてください。
肌が健康になったら、栄養たっぷりのオーガニック植物油をオススメします♪
オイルのいろいろ
＊鉱物油
ミネラルオイル
ワセリン
石油を精製して、不純物を限りなくゼロにしてあります。
＊日本薬局方の植物油
オリーブ油
ごま油
大豆油
とうもろこし油
椿油
なたね油
ひまし油
やし油
落花生油
薬局方の植物油は精製されています。
原材料は植物ですが、不純物を限りなくゼロに近い状態まで取り除いています。
有効成分も一緒に取り除かれています。
薬局方の植物油は、医薬品を作る基準を満たしている油です。
＊植物油（化粧用油・キャリアオイル等）
ホホバオイル
オリーブオイル
アルガンオイル
スイートアーモンドオイル
セサミオイル
…etc
精製、未精製、オーガニックなどの区別があります。
植物100%なのか、防腐剤が添加されているかは原材料表示を確認してください。
オーガニックでないものは農薬が混入している可能性があります。
未精製の油は植物が本来持っているビタミンやポリフェノールなどの栄養分が入っています。
ただし、それらの栄養分が肌にとって刺激となってしまうこともあり得ます。
ざーっと、保湿のことについてお話ししてきました。
ナチュラルケアだからと
何でも自然のままが良いということでもないんですよね。
広い視点で見比べて
お肌の状態に合った保湿が選べるようになるといいですね