なにやら怪しいタイトルの本である。
税金を逃れる裏技を期待して読むと肩透かしに会う。
税金の世界はイタチごっこであり、誰かが抜け穴を見つけてこっそりやっているうちはいいが、そのうち皆んながやり始めると抜け穴が塞がれると言う繰り返しである。
この本は、その繰り返しの歴史であり、現在でも使えるような手法はあまり書かれていない。
興味深かったのは、最近福岡などで発生している金塊の取引に伴う強盗事件のことであり、この仕組みが分かった。
香港などの消費税がない国で金の延べ棒を買い国内に持ち込み売却する。そうすれば、8%の消費税分が利益になる。
実は買い手もグルであり、買った金を輸出し、消費税の還付を請求して8%の消費税は還付される。
金を日本に持ち込む際に築かれなければ、上記の取引を繰り返すことで、日本の消費税はドンドンこいつらに吸い取られることになる。
事件になるのは、内輪揉めした連中だけであり、一体この方法でどれだけの消費税が搾取されているのか、想像も付かない。
税金の世界は、裏技を狙うと失敗するのが関の山であり、合法的に如何に成果を出すかが我々の腕の見せ所だと思う。
