杏里さんや椎名順平さんなどが出演するというZIGZAGというイベントに行った時のお話。
同じテーブルで向かい側の席に座っている女性・・・。
気になる。
どこかでお会いしている気がする。
というか「あの方」ではないだろうか・・・?
そんな事を思いながらチラチラとその女性を見ていると、その女性の方から話しかけてきてくれました。
「あの・・・、もう覚えていないかもしれないけど私、デビュー前にお二人にインタビューを・・・」
やっぱりっ!!
「DOUBLE」という名前。今私が名乗っているDOUBLEという名前は、実はこの方とお話しなければ無かった名前なのです。
この女性は小野緑さんというライターの方で、新人がデビューするにあたりインタビューを受ける予行練習というものを一度だけしたのですが、その時のインタビュアーさんでした。
その時のユニット名は全く別のモノで、私とSACHIKOは「DOUBLE」がいいと思っていて、事務所やレコード会社と話し合いもしたのですが採用されませんでした。
その納得していない名前でデビューする不満を、インタビューの予行練習だというのにも関わらず、この小野緑さんにグチグチと漏らしたのでした!!(笑)
今の自分ならインタビューの練習、という趣旨を理解してそんな事は絶対にしないでしょうが、当時はまだ20歳そこそこの右も左も分からない社会人1年生。
”話を聞いてくれる大人のお姉さん”に本音をダラダラと垂れ流したのでした!!
そんな未熟な私たちに、恐らく本来ならインタビュアーという立場では言わないであろうアドバイスをしてくれたのです。
一通りインタビューが終わった後、
「名前の事だけど、そんなに強い思いがあるのならもう一度会社に話してみたらどう?」
「え?もう一度?」
「ええ。だってこれからずっとその名前でやっていくわけだし、名前は、ちゃんと納得したものがいいと思うわよ。」
「はぁ・・・。」
実は正直この時点では、一度決定されたものが覆るわけが無いだろうから話しても無駄だろうな、という気持ちでした。
ところがこのインタビューに立ち会っていた当時のマネージャーが帰り道に「そんなにDOUBLEが良かったなんて知らなかった・・・」と漏らしていて、その後会社にその話を説明してくれたようで、一転して名前は現在の「DOUBLE」に決定したのでした!
「覚えていますよ!!もう一度お会いしてちゃんとお礼を言いたかったんです!!」
もう感涙でした。
そしてニコニコと微笑む小野緑さん。
DOUBLEにとってとても大きな分岐点となった命名の時。
今でもDOUBLEという名前、大好きです。
改めてこの場で、ありがとうございました!!
そしてこの感動の再会にも感謝です✨✨
そんな感動的な再会でテンションが上がり、少し落ち着きを取り戻した頃にふと隣を見ると…