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中国で暮らす私が

国際結婚をして、四川に来ました


数日前、四川にある自宅に帰ってきた。
その前日。
義理の両親と祖母と、義母の姉夫婦と一緒にご飯を食べた。
彼らは、私たちが四川に戻り夫の仕事が再開すると、私が1人で子どもを見なければいけなくなる状況をとても心配していた。
子供を育てる苦労を私に何度も何度も説いた。
中国では祖父母が子供の面倒を見ている状況が非常に多い。
それを定年後の生きがいにしている祖父母もいるし、中には夫の様に“留守児童”となり、祖父母に付きっきりで育てられる子もいる。

義父が私に言った。
「あなたは1人ここに残り、あなたはお義母さんと一緒に子どもの面倒を見るのがいい。そうでしょう?」
義実家生活で文化の違いにぶつかりまくり、心が疲弊していた私は、一つの家で義両親と住み、夫はいないアウェー環境で子供の面倒を見のが率直に無理だ、ツラいと感じた。

義母の姉夫婦が私に言った。
「それか子どもだけここに残してもいい。お義母さんとお義父さんに任せたら良い。そうでしょう?」
子どもを置いていく?
それは更に想像がつかず、間髪入れずにそんなことは出来ないと断った。

四川に戻る当日。
高鉄の駅で、孫と離れる悲しさと寂しさから涙が止まらない義母は最後は私と目も合わせなかった。
義父は「毎日子どもの動画を送り、夜はビデオ通話をすること」を私に話した。
義母の姉は私に1人で子どもを見る苦労をまた強く語り「辛かったらいつでも義実家に戻って、お義母さんと子どもの面倒を見るようにしなさい」と言った。

生後2ヶ月を過ぎた子ども。
これから日中は1人で面倒を見ることになる。
30才になって子どもを育てる苦労を想像も出来ずに妊娠&出産したワケがない。
私は外国人だから中国に自分の身内はおらず、それでも義理の家族も離れた所に住む状況を自ら選択して『一緒に面倒みましょう』という彼らの提案を断った。

子どもの面倒を見てくれる人は多い方が良いに決まっている。
それがイヤだと思うのは、“文化の違い”にこの2ヶ月間で打ちひしがれた私のエゴかもしれない。
それでも強く、強く、強く、そして何事も臨機応変にやっていこうと思う。
これが私の責任と覚悟だ。
頑張らないといけない。


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