去年のさくらの咲く
この季節に
夜桜が見たいと
彼にメールした

いいょ
行こうって
返信がきた

それで
仕事の帰りに待ち合わせして
近所のさくらが
咲き乱れる公園に
行ったね

遅い時間やから
誰もいなくて
2人貸し切りやった

その前の年にも
同じ場所に
夜桜を見に来たけど
ささいな事で
ケンカして
私がふくれてたから
彼は一生懸命
私の機嫌をとって

2人共
さくらどころじゃなかったから

1年越しの
2人っきりの
夜桜見物やった

どうしても
彼と見たかったから

手を繋いで
公園を歩いた

まだ、少し
肌寒かったけど
心はあったかかった

さくらの木の下で
彼は私を引き寄せ
キスをした
そして、
ぎゅっと抱きしめて
「むっちゃ好きやで」って
言ってくれた

ライトアップも
されていないさくらやったけど
すごく綺麗に見えた

花びらが
まるで私の心から
飛び出したハートみたいに
舞い降りてた

今年も
さくらの季節になったけど
私の側に
彼はいない…

来年も見に来ようねって
言ってたのに…

今年のさくらは
淋しい…

さくらを見るのは
辛い…

私の心はまだ
真冬で
春はやってきません

辛い辛い
さくらの季節です…
彼の声を
聞かない日が
もうひと月以上
たってしまった…

彼と繋がってる時は
長い間
こんなに声を
聞かなくても
平気だったのに…

淋しくって
辛くって
ダメになりそう…

逢えないとき
彼がよく
声が聞きたい…って
メールしてきてた

今はその気持ちが
痛いほど
わかる

声が聞きたい…

声が聞きたい…

私、やっぱり
彼が忘れられない…
昨日、お見合いした人から
メールいただいた

彼の代役でもいい
又、会ってください
恋人になってくださいと…

いい人やと思った
優しいひと…

だから、そんなひとを
代役なんて出来ない

今の私は彼以外
異性として
見れないということ
彼の代わりなんて
いないということ
嫌というほど
思いしらされた

そのむねを
その人に伝えた
ごめんなさいと…

会うべきじゃなかった

大ばかや…

一生懸命、彼を
忘れようとしてるのに
よけい彼への思いが
あふれてきた

幸せということ
彼をなくして
その重さを知った

私…
どこに向かって
歩いていけば
いいんだろう

まだ、暗闇にいる
ここから抜け出すには
他の人との恋愛やと
思っていたのに
それができなかった

もう恋なんて
私にはできない

彼への思いが強すぎて
忘れることができない

ばかな私…

自分でも嫌になる
あきれる

だけど
この心
どうしようもない
自分でもコントロールできない

こんなに
ひとを愛したのは
初めてやから…

みんなを傷つけて
ごめんなさい…