こんにちは!!
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今回は
In vivo 3-dimensional analysis of scapular and glenohumeral kinematics: comparison of symptomatic or asymptomatic shoulders with rotator cuff tears and healthy shoulders
Journal of shoulder and elbow surgery 24 (11), 1817-1826, 2015
という文献をご紹介します!
今回の内容はどちらかというと
セラピスト、トレーナーの方々向けになりますが、
時間のない方、一般の方々はぜひ「松本のまとめ」をご覧ください😊
生体内3次元肩甲骨および肩関節運動学解析:肩腱板断裂を伴う症候性または無症候性の肩と健常肩の比較
目的
症候性腱板断裂肩、無症候性腱板断裂肩、および健常肩における肩甲骨面外転中の 3 次元 (3D) 肩甲骨および肩甲上腕骨運動学を比較することであった。
方法
本研究には、平均年齢 62 歳の被験者の健常肩 7 つ、平均年齢 70 歳の被験者の症候性腱板断裂肩 5 つ、および平均年齢 67 歳の被験者の無症候性腱板断裂肩 7 つが含まれた。腱板断裂となったすべての肩には、磁気共鳴画像法で確認された中程度の大きさの断裂 (冠状面で 1~3 cm) があった。肩甲骨面外転中の 2 平面透視画像を記録し、3D/2 次元モデル画像登録技術を使用して、CT から得られた 3D 骨モデルを透視画像上の骨のシルエットと照合した。 3 つのグループ間で、肩甲骨と肩甲上腕骨の運動学の角度値を比較しました。
結果
肩甲骨の後傾は、症状のある腱板断裂肩 (3.1° ± 1.8°) の方が健常肩 (10.4° ± 0.8°) よりも有意に小さかったです (P = .049)。症状のある肩の上腕骨は、活動中、健常肩や無症状の腱板断裂肩よりも肩甲骨に対して外旋が小さかったです (それぞれ P = .006 と P = .028)。しかし、無症状の腱板断裂肩と健常肩の間には運動学的な違いはありませんでした。
結論
症状のある腱板断裂肩の運動学的な変化は、症状の発現と関連している可能性があります。これらの運動学的な変化を改善することが、症状のある腱板断裂肩の保存的治療を成功させる鍵となるかもしれません。
松本のまとめ
前回紹介した文献は、姿勢の良し悪しが腱板断裂の有無に関わるが、それは無症候性(痛みなし)も症候性(痛みあり)も含むものでした!
無症候性と症候性の違いを考えるうえで、今回の文献はヒントになります!
・無症状の腱板断裂肩と健常肩の間には運動学的な違いはない
・症候性の場合、無症候性、健常肩と比べて、肩甲骨の後傾、肩甲骨に対する上腕骨の外旋が少ない
→いわゆる巻き肩、猫背に近い姿勢で、インピンジメント(挟み込み)が起こる?
今回の場合は姿勢ではなく、実際の肩甲骨の動きになりますので、
動きの場面で、肩甲骨後傾、肩甲骨外旋が起こるように姿勢を変化できる能力が必要になると思います!
なので、猫背や巻き肩が悪いというよりも、その姿勢を長時間続けることで、そこから変化させていくことができないことが問題となります🤲
対策として
・できるだけ長時間同じ姿勢を取らないように休息などを入れる
・同じ姿勢、動きが続く場合、たまに意識して反対の動きを行ってみる
なども良いと思います😊
その他、姿勢を変えれなくなる条件については
いずれ、深堀りしていきます😊
本日は以上です!
ご覧いただきありがとうございました🙇
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