確かにそうかもしれん。
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7/20 帰国、大王をスキヤキ小屋に収容。大王にシコシコヌッキームにてクェッツワーナーを行うが失敗。

7/27 小豆島オリーブスキヤキ会所属余島療養所に大王を収容。本格的治療がスタートする。


・倭気解路瑠教官による捕獲当時の状況報告

モスクワから大王を追跡した我々はついに北極圏に到達しました。夏とはいえそこはいかなる生物も生存し得ないツンドラの大地、捜索は困難を極めました。捜索三日目、最も恐れていた事態が起こりました。捜索チームのひとつからの連絡が途絶えたのです。会長がその地点に向かうと白い大地にテントや物資が散らばり、色鮮やかな鮮血が辺りを染めていました。「熊か狼にでも襲われたのかな?」などと隊員たちが推理するのを傍らで聞いていた会長には真実がすでに分かっていました。
その夜、会長は隊員一同に真実を話す決心をしました。この惨劇は大王が引き起こしたものであること、自分が大王の変化を予測し切れなかったためにこのような事態を招いたのだということを。隊員たちはもちろんスキヤキ会員です、信頼する大王の危機を救うべくはるばる極北までやってきたのです。会長は裏切られた隊員たちが今ここで帰ってしまってもかまわない、これ以上犠牲を強いることはできないし何よりも大王にそんなことをさせるわけにはいかない、ことここに至っては刺し違えてでも事態を収集しようと考えていました。ふと顔をあげ、周りを見回した時会長は自分の考えが間違いであったことを知ります。そう、誰一人として諦めや絶望を瞳に宿しているものはいなかったのです。今までに死んでいった仲間のため、大王のため、そして何よりも自分自身のために捜索隊は全員が残ることを決意したのです。