なぜ「セックス依存」はズブズブなのか
性依存の人間は、もっと強い刺激が欲しくなるから行動もどんどんエスカレートしていく。家族がいても仕事があっても、いろいろな言い訳をしながら、それを自己肯定化していく。ただ、それがまずいことだと本心では分かっているから、徹底的に隠そうとする。でも、そんな常軌を逸した行動はずっとは続かないので、いずれボロが出ることになる。セックスは相手があってのものだからそこがまた厄介で、そもそもモラルの欠如した人間関係ではズブズブと深みにはまっていくのである。そして、究極的な問題は「依存症は治らない」ということだ(治るという定義に収まらない)。性依存の人間が、ある種の自制心を持って行動できるようになったとしても、それはよくなったのではなく「我慢している」状況。だから、機会さえあればそんな抑制は吹っ飛んで消えてしまう。これは性に限らず、依存症の人はとにかくいろんな言い訳をしながら自分の行為を正当化していく。その行為が満たされなくなると、たとえば誰かが自分に悪意を持っている・はめられている・のけ者にされているなど、驚きの思考回路で周囲を惑わす。本人も足掻いているのかもしれないが、それを支える周囲も傷ついている。それに塩塗るような行為をしても、当事者は自分のことでいっぱいなのだ。依存症に対する周囲のサポートがなくなれば、当人は確実に破滅の道へと向かう。心の隙間を埋めるべく、その行為や事象にさらに依存していくからである。性依存であれば、家族や配偶者が去ることで、すぐに依存できる女を探すまでだ。ホント、ズブズブである。。。性依存の克服を目指すのならば、まずは強い意志を持ってまともな生活を淡々と繰り返すことが不可欠だ。それをいまある家族が受け止められるのならば、とても恵まれているといえるが、周囲の人間は、絶望と諦めを繰り返すことになるだろう。私には、あなたにはそれができるだろうかーー