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ばっじーのブログ

二十年四月に家ができました。その中で好きになったクラシック家具 家ができてから興味を持ってきたガーデニング。石選びからはじめるジュエリー作りなど書いていこうかなとおもうておりやす。

宝石の研磨についてのつづき です。





ちなみに、ここでお話しする 研磨 というのは



小さな面が 宝石の全面にたくさんついている



「ファセット・カット」という 研磨のことです。






ファセット・カットは 


一つ一つの面が平らであることが 


大前提になります。




面が平らでない


つまり でこぼこがあったりゆがんでいたりすると 


光をきちんと反射することができませんので 


輝きが出てこなくなってしまいます。



水平面をつくるには 


平らで回転している 円盤状の研磨面に 


宝石の一つ一つの面を 正確に水平に押しつけて 


研磨していくことになります。







宝石は 


ドップと呼ばれる 細長い棒の先端に固定されるのですが


一般的な ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの場合で 


一個につき57もしくは58の小さなファセット(面)すべてが



正確な角度で 研磨されていかなければなりません。






通常、研磨と仕上げ(磨き)は別工程ですので 


すべての面を 最低2回は 研磨することになります。 


(ダイヤモンドは一工程で研磨から磨きまで行ないます。)




このとき、2度目の研磨(仕上げ)の際に


角度が少し違ってしまったら


一つの面に 一本以上のスジが 出来てしまいます。  



まったく同じ角度で研磨することは 


熟練した職人でなければできない大変難しい作業になります。





この作業は、 原石から作る場合は 


正確な角度でドップを固定する道具がありますので


比較的楽なのですが 


再研磨となると この道具を使用することができません。




つまり、現在出来ている 宝石をどのように再研磨すれば 


希望通りの形、あるいは大きさ、あるいは状態になるかは


宝石の一つ一つすべて違うからです.






カラーストーンの場合、 インクルージョンの影響で



思う場所を研磨できないことも多いですし、



色の素になっている箇所を研磨してしまうと


色が変わってしまうこともあります。





このような 


さまざまな制約を乗り越えて再研磨するわけですが 


出来るだけカラット数を減らさないように 


工夫して研磨するために 研磨面の角度は


カッターの手先の感覚に頼ることが多くなってきます。





そして、 一度研磨した部分をもう一度 


まったく同じ角度で 仕上げ研磨を行なっていく。。。



これは 一つの面が一ミリに満たない場合など、



本当に 神業としか思えないことも しばしばです。



もちろん 最研磨した宝石は 


カッター任せでなく きちんと確認しなければいけません。




サイズは希望通りになっているか 


どこかに研磨漏れがないか 


などなど こまかくチェックすることも 大変重要です。



お手持ちのジュエリーのリフォームや


デザイン上大きさや形を変えざるを得ない場合など 


再研磨の必要なことは たびたびありますが 


いつでも大変に 神経を使う仕事であると同時に



残念ながら 宝石の状態によっては 


お受けできない場合も かなりの確率です。





その宝石が再研磨することにより 


「確実に」



現状よりも美しくなると判断できない場合は



いたずらに再研磨しないほうがいい場合も



あるからです。