奈良2日目の朝。

奈良の朝の名物は「茶粥」なのだが、どうも見当たらない。なので、ふつうに定食とコーヒーで。


さて、興福寺である。







お目当ては、国宝館の運慶作の「仏頭」

これはもし、胴体部分が残っていたら、昨日拝した「六尺仏」泉湧寺の立像と同じ高さくらいあったのだろう。とても綺麗に頭部は残っているのだがその下が無い…。火事で頭部のみ被災を免れたようだ。


「この像の眉間からは自然に光が発せられたので白毫(びゃくごう)はつけなかった」と記されるように、つるっとした額は仏像では稀に見る表現だと思う。

頭髪が一つ一つ埋め込まれている様子がよく見て取れ

る。


そして、その仏頭の正面には、康弁作の「龍燈鬼」「天燈鬼」が配置されている。康弁は運慶の三男だ。

それが何となく感慨深い。


中金堂は近年補修が終わっているので、とても綺麗だ。四天王は何となくあっさりと安置され、外国人がサクサクと足を止める事なく観て、外観だか写真をバチバチ撮っていたのが印象的。


もう1箇所、行きたかったお寺「円成寺」にはどうもバスの便が悪く行けそうにない。

タクシーで往復すると約12,000円かかりそうだ。

ちょっと諦めよう…。


が、いつか必ず行こう。