幽体離脱 -2ページ目

幽体離脱

暗いぞ。いいのか?

仕事の書き物が3種、宝塚ブログが1種、そしてこの幽体離脱。

それが私がいま受け持っている書き物なわけですけども、幽体離脱の意義としては

 

「まっくろすぎてどこにも書けないきもち」 (「ねこのきもち」っぽく可愛くなるように書いてみた)

 

である。

 

 

東京を離れ、実家とも離れたいま、「まっくろいきもち」を抱く要因はほぼ身内の話になってしまうので、いくら好きなことを書いていい幽体離脱だとはいえ、さすがに自粛している。

 

そうなるとなかなか書くネタもなく更新間隔が空いてしまうのが悩みですが決して幽体離脱のことを忘れたわけじゃないのよ!

ブサ子の原点だってことは忘れないでいるから!

 

 

 

と、幽体離脱愛をまずは書き記しておいてから「まっくろいきもち」へ繋げてみました。

 

 

 

 

 

さて、皆さんの周囲に「自分の夢」を語る人って、いましたか?

 

または、いますか?

 

 

 

 

そりゃいますよね。壮大な夢じゃなくたって、「目標」とか、「結婚したい」とか身近なものを含めたら皆さんいろいろな願望を語りますよね。

 

 

そういう身近な夢や目標ならいいけど、壮大過ぎてどう返答したらいいか困ってしまうような本気の夢を聞かされたとき、どうします?

どう思います?

 

 

「芸能人になりたい」

「モデルになりたい」

「医者になりたい」

「宇宙飛行士になりたい」

「(顔面偏差値30程度の女性が言う)私、メンクイなんだよね~」

 

 

やっぱり 「まっくろいきもち」 になりません??

 

 

でもまっくろいきもちって、少なくとも私は自覚して気持ちのいいものじゃないので、「頼むからブサ子に壮大な夢を聞かせないでほしい」と思っています。

 

 

 

 

 

 

宝塚ファンやっていて、しかもブログを持っていたりするといろんなヅカファンが絡んでくるわけですよ。

 

私はヅカファンブロガーとしてのハンドルネームでツイッターアカウントなんかも持っていたりするので、割と話しかけられることが多いんですが、そうすると自然とファンの輪が広がっていってしまって(不本意)そうなると、10代のファンのお嬢さんとかとも繋がってしまって、その中には「タカラジェンヌになりたい!」って思ってるお嬢さんなんかいらっしゃったりするんですわ。

 

 

 

そこですよね。そこ。

まっくろポイント。

 

 

 

「芸能人になりたい」というのとは違って、タカラジェンヌになるにはまずバレエに長けている必要があるので、さすがにバレエも習ったことないような子がなんの努力もなく「タカラジェンヌになりたい!」なんて本気で放言することはほぼないんですが、それがまたタチ悪いんですわ。

 

「3歳からバレエ習ってます!!」みたいな子が、「タカラジェンヌになりたい!」って言うのは、それなりに自信がなくもないわけですよ。

「バレエにはそこそこ自信がある!」から、倍率24倍とかの狭き門である音楽学校に入れる基礎資格を持ってしまっているわけですね。

だから「私も受けてみたい…」になってしまうわけです。

 

 

いや、タカラジェンヌになるには、もちろんバレエも大事よ?

 

 

でもね、それよりももっと大事なものがあるの。

 

 

 

 

 

 

 

容姿端麗。

 

 

 

 

 

 

 

これなんですわな。

 

 

で、タカラジェンヌさんにおける容姿端麗っていうのは、モデルとかアイドルになれるような「顔面偏差値」というよりは、「骨格」なんですわ。

 

顔面なんてあの濃い舞台メイクでどうにかなるんですわ。

 

目なんて米粒のように小さくても、いやむしろ小さいほうがどうにでも描き足せるので、ひどい豚鼻!とかめっちゃシャクレてる!とかでない限り、あんまり関係ないんです。

豚鼻でもシャクレでも、歌なりダンスなり何か突出したものがあればそれでも受かる可能性は充分にある。

 

 

でも、骨格だけはどうにもならないんですわ。

なぜなら、遠目で見れば見るほど顔のでかさとか背の小ささとかひどいなで肩は目立ってしまうから。

 

8頭身9頭身あたりまえの小顔軍団の中に、5頭身の人が混ざっていたら…そりゃあ目立ちますわな。

 

 

なので、宝塚における「容姿端麗」っていうのは顔面の話というよりは、頭身バランスのことなんですね。

 

顔が大きい人はもちろんダメだし、いくら娘役さんだって157センチだって「小さい」と言われてしまいます。

 

男役さんなら165~175、娘役さんなら159~163は欲しいところです。

いくら靴で調整できるといってもね。

 

 

 

 

 

そんな予備知識をお伝えしたところで。

 

私が不本意ながらお知り合いになってしまうヅカファンの中に、高校生とか中学生のお嬢さんがいて、「バレエずっとやってる!」みたいな子がいると、もうほとんどが「タカラジェンヌになりたい!」って思ってるわけですよね。

 

そうやって現役のタカラジェンヌさんたちもローティーン時代から夢を見て音楽学校受験して合格してトップスターなりになってるんですから、それは「スター教育」の意味でとても重要なことです。

 

 

 

でも、残酷ながらいくら強く願っても5頭身はもう変わることはないんです。

どんなにバレエが上手でも、ザキヤマのような真四角なフェイスラインは変わることがないんです。

 

少し賢くて冷静なら自分のそういう現実をだんだんと受け入れて、タカラジェンヌという夢とは違う、自分に向いている夢を見つけていくものなんですが、割とちやほやされるような環境で育っているお嬢さんは永遠に気付くことがない。まぁ末っ子に多いですよね。

 

また、特に年齢層の高いヅカファンの中に、いかにもバレエやってそうな10代の女の子がいるとおばちゃんたちはもうすごく可愛がるんですね。

「かわいいね~今日もすごくかわいいね~アメちゃんあげようね~」って。

 

 

 

 

勘違いをさせてしまうことって、私はすごく罪なことだと思うんですわ。

2世タレントもそうですよね。周囲がちやほやして「やってみたらいいのに~」なんつってだんだん本人その気になっちゃうわけでしょ?

 

スポーツ界でも、「スポーツ選手の中では」華やかな容姿をしていて相当ちやほやされて勘違いしちゃう人いるじゃないですか。

今で言うと本田真凛ちゃんとか危ないですね。

 

あとは今年流行ったナントカ高校ダンス部の「バブリーダンス」、部長を務めていて割と華やかな容姿の子がさんざんちやほやされて芸能界入りしちゃったらしいじゃないですか。

 

で、結局現実は当然ながら甘くなくて、でも華やかな世界見ちゃって今更もう一般職には就けなくて落ちぶれていく…みたいな結末が多い。

小峠の元カノとかもうまさに、じゃない?

 

 

だから、本人の幸せを思えば、実力以上にちやほやしてしまうのはとても罪なことと思うんですが、ヅカファンの中にいるバレエ経験者のお嬢さんってほぼ100%そういう環境になっていくわけですね。

「音楽学校受けるんでしょ?ぜったい受かるよ!がんばって!」ってみんなから言われて。

 

 

そういうのを見ていて「可哀想だなあ」とは思いつつ、「自分の頭身バランス、動画とかで見たことあるか?」って「まっくろいきもち」が湧き上がってくるわけですね。

 

いくらちやほやされても、バレエを習っているならなおさら、発表会とかの動画を見て

 

 

「あれ…わたしって…顔、大きい…?」

 

 

って気付いてほしいの…!!

 

そんな顔でかいタカラジェンヌさん、見たことあるか?!目を覚ませよ!!!って、その子に会うたびに「まっくろいきもち」が…

 

しかも、バレリーナってすっごく痩せてるじゃない?

その子も体はガリガリだから、余計に…ザキヤマフェイスラインが…

 

 

髪型のせいで頭が大きく見えるのかなって、バレエ用の髪型したらせめて一般的な大きさになるのかなって思ったんだけど…

この前会ったときはバレエっぽい髪型してて…

 

あまりに頭が大きすぎて私はその子だとまったく気づかずに前を何度も素通りしてしまったよ…

 

 

一般的な大きさなら全然問題ないけど、やっぱりガリガリの体にザキヤマの頭部が乗っているのはマズイ。

でもその子は一生懸命受験に向けて準備を進めていて、そのお母さんももちろん「ガンバレー!」って全力応援していて、いやなんならその子は最初「私なんて受かるわけないから」って何度か受験を見送ったらしいのに、お母さんがけしかけたせいで火がついてしまった。

 

我が子を冷静な目で見られない気持ちもわからなくはないけど…

 

もう十中八九落ちるのに…

 

大事な娘がきっと傷つくのに「受けろー!ガンバレー!」っていうのはやっぱりひどいなあと思うわなあ。

それって親の夢を押し付けてるだけじゃんねえ。

100%受かる!なんて妄信してるわけじゃないだろうに。落ちた時のフォローは万全なんだろうか。

末っ子がこじらせると大変だぞ~(経験談)

 

もちろん娘もヅカファンなんだから「タカラジェンヌさんになれたら…」って思いは少なからずずっとあったんだろうけどね、最初はちゃんと「受かるわけないから」って思ってたのにね。

 

 

 

 

私はその子に会うたびに

 

「うをっザキヤマ!」

 

って驚いてしまうんです。何度会っても慣れないんです。

お顔が、一般女性の平均的な大きさよりも迫力のあるサイズ感なので、「うをっ」ってまっくろいきもちが湧いてきてしまって…

 

ハイティーンのナイーブなお年頃のお嬢さんにそんなまっくろいきもち抱きたくないんですけども…

いまこれ書いてても「自分、ひっでえなあ…」って自己嫌悪的感情あるしね。

 

 

 

 

なので、皆さんあんまり私に壮大な夢を聞かせないでほしいの…

「きっと叶うよ!」なんて見え透いた気休め言いたくないし、できれば自分に嘘はつきたくないんです…

 

 

 

 

しかもその子は典型的な「かまってちゃん」だし…

自分のこと名前で呼んじゃう感じの…

甘やかされ感ハンパないし…

(搾りカスまで一滴残らず解毒中)

相変わらずカタカタカタカタと仕事をしている日々で御座いますが、新しく請けている宝塚記事の仕事でもいろいろなことを任せられるようになり、書く仕事はやっぱり向いているのだなぁと実感しております。

 

 

ただ、なかなか収入には結びつかないところがあり、たぶん時給200円とかです。

 

 

書いて食っていくのは簡単じゃないすね。

でも元気にやっております。

 

ブサ母との関係は元気じゃないけど。

 

 

 

 

 

さて、基本的にはやっぱり夜のほうが静かで集中しやすいので夜中の1時~朝6時くらいまでが自分なりの就業時間なんですが、寝室の一角にあるミニ書斎を囲っているパーテーションの奥にはマーシーが寝ております。

 

いびきも寝言もあるので毎日「うるせえなこのデブ」と思いながら仕事をしております。

 

あ、ちなみに私はどちらもありません。静かにスースー寝るタイプです。おほほほ。

 

 

 

そんでたった今、住宅関連会社のインタビュー記事をカタカタまとめていたらまたマーシーの寝言がむにゃむにゃ始まりまして、基本的にはいつもむにゃむにゃ言ってるだけでそんなに明確は言葉は発さないんですが、さっきは急に

 

 

 

 

 

 

「エブリデイ!!!」

 

 

 

 

 

 

って叫ばれたんですわ。

 

え。

 

どういう夢やねんってキーボード打つ手も止まりまして。

 

なんかもう

「グッデイ!」

とか

「ZIP!」

とか

「スッキリ!」

みたいな感じで叫ばれたんですわ。

 

なんか夢の中で「エブリデイ」っていう報道番組の司会でもしてんのかなって。

 

 

寝言に返事するのは脳に良くないという説があるのでシカトしようと思ったんですが、どうにもシチュエーションが気になって気になって仕事にならなくなってしまったので、

 

「はぁ?!なに今の!!!」

 

っつって呼びかけました。

 

 

 

「ほえ…?」

 

 

と夢と現実の狭間で朦朧としている様子でしたが、無理やり起こして

 

「ねえ…いまなんつった?」

 

と訊いたら、

 

 

 

「あれ…もしかしていまエブリデイって叫んだ?」

 

 

と。

 

ほう。自覚あり。

 

 

エブリデイって叫ぶシチュエーションって何だよ!と訊いたら、

 

実家の屋根の上にブラジル系の外国人が昇っていた、と。

 

そんで、日付変わってまたその外国人が屋根の上に乗っているのを見つけて、目が合った、と。

しかし外人はニヤリと笑って余裕の表情だったのでマーシーは頭にきて

「お前毎日来てんじゃねえか!!」

という意味の渾身の

 

 

 

エブリデイ!!

 

 

 

だったそうです。

 

マーシーは人に大声を上げるようなタイプではないので、夢の中ではすいぶんと頭に来たのでしょうね。

そして、知らない外人が屋根にいてとても怖かった、と。

 

 

いや急にエブリデイ!って叫ばれたこっちのほうが怖いわ。

 

英語もしゃべれないのに英語の寝言ってあるんですね。

 

でも、私に起こされてすぐ「あーいま自分エブリデイって叫んだなー」とすぐわかったそうな。

 

 

 

 

 

在宅仕事してると人にほとんど会わなくなってしまい、こういうネタがなくて幽体離脱の更新頻度も落ちがちですが、決して忘れていませんのでまた読みに来てね!

 

 

すまん

どうしてもこれだけ吐きたい



息子のことをまるで恋人でも見るような目でうっとりと見る母親は間違いなく毒親である。


しかしこういう母親は驚くほど多い。





宝塚関連で知り合った高校生の女の子が、ツイッターで「お母さん大好き」って呟いていて、本当に羨ましい。

女の子が母親に対して「大好き」という感情が持てる健全さ、大切にしてほしい。



私はその健やかさはもう一生取り戻せない。
取り戻せないっていうか、一度も持ったことないけど。



そして息子のことをうっとりと見つめるような母親の元に生まれてしまった男性は無自覚のうちにその健やかさを既に失っている。

健やかさを失えば歪みが生じ、将来結婚する相手や己の子供からもまた健やかさを奪うことになる。

こうして負の連鎖が生まれてゆく。



いま私の目の前に座っている40代の母親と中学生くらいの息子がまるで恋人のようにイチャついていて反吐が出る。

彼はこれから先、彼女を作ったり結婚したりする際にとても苦労するだろう。


そんなことには気付かず溺愛する息子にべっとりとした眼差しとボディタッチを向けるこの母親の罪は本当に重い。



こういう光景を見ると世界を爆破したい衝動に駆られる。





どす黒いものを吐いて失礼しました。