写真借りました

 

 

 

 

 

稚内~礼文島(日本最北端でしか

見れないエーデルワイスを

切り立った断崖に

一凛だけ咲いてたよ・・真下は海)

 

~鴛泊(借り泊)

当時は

港に出迎え見送り(テープでの出航)

でした(笑い)

 

 

エーデルワイス

こんな感じ

でもっと絶壁だったよ

 

 

 

 

 

*さて続きです

 

 

この先

どうするんだろう

この娘さんは?

 

後方5mくらい

後に下がって

様子を

見ることとした

 

 

ふと感じた

僕は何をしてるんだろう・・と

怒られてまで

同行しなければならないのか??

 

 

日本最北端の山の

ご来光と

朝焼けのドラマを

愉しみにしてたのでは

ないのか・・

 

娘さんの言うように

「ほっといて」

と言ってるんだから

ほっておけば

いいのだ

 

自分だけ登ってもいいのでは・・

YHの同行者は

おかまいなしで何も言わずに

「我が道を行く」

なのにムキームキー

・・・

 

 

自分自身に腹が立ってきた

このまま

ほおってご来光を・・

早や足で登れば

間に合うのでは・・・

 

僕はお節介でバカなのか・・と

自分がイヤになった

腹が立ったムキームキー

 

 

娘さんを置いて「お先に~」と言えばいいではないか

本人もそう言ってるんだから・・口笛

 

・・僕の責任ではないぞ

何してるんだ関係ないぞ・・

自分自身に言い聞かせた

 

 

まてよ

でも本当に

ほかって置いていいのか??

 

暫くはこんな心境の繰り返し

自問自答だったショボーン

 

 

娘さん

裸足になってから5分くらい経った

ついに

へたり込んでうずくまった

 

山路だ

石も岩もある

都会の平坦な道路では無いのだ

当然だ・・この~・・と

怒りを想った

 

だが

どこかケガしたのかな??

と思い

 

「大丈夫ですか?」

と声を掛けた

 

無言・・

 

暫くはそこに佇んだ

 

そして

また5分ほど経った

 

 

僕は

そこにズックと靴下・手袋を

置いた

 

無言

 

そしてもう去ろうと思った

山に早く

登らなければ・・と

 

 

そうしたら

痛みには勝てないのだろう

娘さん

 

「ありがとう」

と言った

 

 

ホットした

嬉しかった爆  笑爆  笑

 

 

もうこれでいいな

と思った

 

待てよ

何も聞いてない不安

 

本当にこれで終わりで良いのかと??

まだ胸騒ぎがするショボーン

 

もう3時だった

おそらくここは

まだ5合目 いや手前だ

まだ高い樹林帯がある・・

 

この利尻富士は たしか1700m

くらいだ

森林限界は500mだった

 

とても無理だ

ここまでの時間経過は

ご来光を拝むのは

無理だ・・諦めたショボーン

 

仕方ない

もう少し付き合うか・・

 

「一緒に登ろう」

と促すと

「はい」といった

 

ぼそ、ぼそと

ためらいながら話してくれた

 

要約すると

道内の人で東京の大学受験に

2回失敗した

のが原因とのことだった

 

僕は

月並みの言葉しかいえなかった

「大学行けるのは

ほんの少しの人だけだよ」

 

行けなくても、いかなくても

良いのではないのかなぁ

・・・

 

 

空が明るくなってきた

ようやく7合目辺りまできた

もうダケカンバやエゾマツなど

は無くなってた

この利尻富士の森林限界は

標高500Mであった

 

低木のハイ松と変わってきていた

 

見晴らしも良くなった

 

「もう大丈夫だね」

というと

「はい、大丈夫です」

間をおいて

「ありがとう」

と言った

 

名前など何も聞いてはいなかったが

いや聞いては

いけないと思った

 

 

頂上は霧がでててガスっていた

でも雲の隙間から

海が

見え隠れしてた

 

 

 

山を下りる時に

少し思った

 

ちょとお金持ちふうの

綺麗な娘さんだったけどな笑

目がハート

名前聞けば・・

良かったかな・・と

ほんの少しだがね

そんな度胸もないくせにな飛び出すハートうさぎクッキー

 

そして

どうか下山して無事に家に

帰って下さい

思ったよお願い

 

 

今は遠い昔のこと

 

僕が22歳のときの

夏・・7月中旬の思い出

でしたスター

 

 

 

 

読んでくれてありがとうふたご座ハートのバルーン看板持ち

 

 

 

 

 

ゲラゲラ知らんぷりちょうちょ今日も来てくれて

ありがとうオーナメント馬ふんわりリボン