今日のハイキングは恩智駅から恩智神社へ、そして高安山に登って、のどか村を通り朝護孫子寺へ行き、そこから三郷駅へという道を歩いた。


大御食津彦•姫(おおみけつひこ•ひめ)を祭神とする神社。


この神社でちょっと不思議に思った。この神社の神の使いとされるうさぎ。このうさぎを撫でると無病息災の効験があるとのこと。非常に熱心にこのうさぎを撫でている人がいた。最近はほとんどの神社の手水舎がコロナのせいで使えないようになっている。だが、このうさぎさん、誰でもが撫でられるようになっている。コロナの脅威より神の使いの効験の方が強いということなのだろう。


犬も歩けば棒に当たる。恩智神社を少し上がって、いよいよ山道に入っていくところでこのおじいさんを見た。ゴミ捨て場の管理人かと思ったが、ちょっと雰囲気が違う。で、「ここで、何をしておられるんですか」と聞いてみた。ちょっとビックリ。


見せてくれました。わざわざ覆いを取って。家庭の装飾品。耳が欠けたり傷がついたものをピカピカに修復するのだそうだ。


この木造の女性と子供。これからピカピカにするそうだ。この女性像。触らせて欲しいと言う人もいたそうだ。マリア的雰囲気を感じたのかも知れない。


一軒家の玄関などにおいてある木の衝立。これは古道具屋のようなところで買ってきたものだそうだが、これを磨いて十万円くらいで売るのだそうだ。このおじさん、元は家具屋だったそうだ。ここはこのおじさんの「スタジオ」というわけだ。


因みに、これらの写真をTwitterで紹介することは許可を得ている。興味ある人は恩智神社から遠くないので行かれると面白いかも知れない。



高安山への途中にある展望台。曇って霞んでいるが堺方面が一望出来る。生駒山もこの高安山も大阪方面からは傾斜がきついことは本で読んでいたが、確かにきつい。この生駒山系の大阪側のこの辺り一帯は饒速日(にぎはやひ)とその配下の長髄彦や物部の勢力圏であったと思われる。神話時代に思いを馳せながら歩く。


高安山近くの高安霊園。写真では分からないかも知れないが写真に写っているのは霊園の一部。無茶苦茶、広い!


多分、私はどこかで道を間違えた。この展望台のような所は高安山の頂上ではなさそう。頂上には近いはずだが。頂上は諦めて、ここで休憩して、おにぎりを食べる。


聖徳太子が物部氏との戦いのおり、戦勝を祈った場所として知られる朝護孫子寺のすぐ近くの信貴大橋。この橋の奥に開運橋という橋がある。これ、写真でみるより、相当高い。下は大門ダムと言い、かなり大きなダム。高所恐怖症の私は足が震える。


朝護孫子寺と言えば、この白虎が有名。


これがダムの上の方に架かっている開運橋。何回かここに来ているが、今日初めて橋を渡る。下のダムを見ると足がすくむので、まっすぐ前を見て、取り敢えず渡って、戻ってきた。この橋、昭和6年完成という相当古い橋。ただ、見ただけでは古さは分からない。


開運橋のたもとの石柱に刻まれた「皇威覆八紘」という文字。共産党なぞがまかり間違って政権に食い込めば、何かとこのようなものにケチを大っぴらにつけ始めるのではないかとつい思ってしまった。


今日歩いた距離は15キロ程度だが、山ハイキングの疲れは平地ハイキングとはだいぶ違うことを実感。


もう少し涼しくなったら平地ハイキング、1日40キロという目標をいつか達成してみたい。なお、私、69歳。いつまで歩けることやら。