昨日訪看デビューひと月半にして、利用者様がお亡くなりに。契約したばかりで訪問は2回ほど。緊急付いてたけどご本人の余りの苦しみ様で、慌てた御家族が病院に駆け込みでお連れして即入院から数日後。入院もお亡くなりも、都度御家族から丁寧に謝罪のお電話を頂いた。

所長が電話口で『後程弔問にと話していたのを聞き、願い出て同行。癌と告知されてから数年付き添ってきた奥様は、とても気丈に笑顔で感謝の言葉を下さった。結腸癌からの肺メタ、呼吸器症状が強くて辛そうなのでフォローして!と言う外来直送のレアなケースと所長から聞いていた。


床敷の寝床で苦しい思いをしていた利用者様。介入そうそう3モーターのベットが入ると伝えた時の、パッと明るい表情をされたのが凄く印象的だった。そんなお話をしながら安らかに眠るお顔を拝見して、ほんの少しでもお家で安楽に過ごして頂ける関わりが出来て良かったなと。そして、その会話で一瞬奥様がほっと力が抜けたのを見逃さなかった。

病棟では考えられない、ご自宅への弔問。


地域中核病院の緩和ケア病棟との繋がりで、どんどんターミナルの方が新規紹介されて来ている。『これから何度もこういう事が有るわよ』と、弔問が終わってからの会話で所長に言われる。

悲しい、辛いと思うより、またかけがえのない経験を積ませてもらったなと言う思い。やっとグリーフケアを実感出来た。まだまだちんぷんかんぷんな事が多いけれど、(介護と予防と医療と…)やっぱり総じて楽しい。感動する。反省も毎日何かしらあるけど、その裏返しの経験値の重なりも感じられる。どうしてもっと早く訪看してなかったかなー。大好きなワンコ好きな彼女の呟きを見てたのに。

この思い、ずーっと続け!!