独立遊撃宣伝部

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気に入った作品を応援する。
仕事であっても、
仕事でなくても。
それが独立遊撃宣伝部です。
よろしくお願いします。

Amebaでブログを始めよう!
年末に立て続けに3本のマンガを併行して読み始めた。

「天上の虹」
「長屋王残照記」
「女帝の手記」。

すべて里中満智子さんによる、日本古代史もの。

「天上の虹」の主人公は持統天皇。
天智天皇(中大兄皇子)の娘にして
天武天皇(大海人皇子)の皇后。
その娘時代から始まる物語は、
大化の改新から大宝律令まで
約60年の激動の時代を描く。
連載開始はなんと1983年で
中断などを経て完結は2015年。
30年にわたって描かれた作品だ。
全23巻。
まだ1巻しか読んでないが、これから先の展開が楽しみ。

「長屋王残照記」は長屋王が主人公。
天武天皇の孫だが、藤原の血筋ではなかった。
血筋敵に病弱な聖武天皇の有力な後継の立場にあり
これを不安視した藤原不比等の息子たち(藤原四氏)の謀略によって
自殺に追い込まれた。
全3巻。
こちらも1巻を読了。

「女帝の手記」は孝謙・称徳天皇が主人公。
聖武天皇と光明皇后(藤原光明子)の娘。
藤原系が男子の天皇後継者を喪ったため
歴史上初の女性皇太子となった。
未亡人ではなく独身女性のまま皇位についた元正天皇と同じく
生涯独身を通す人生となった女性天皇の物語。
現在2巻まで刊行中。
こちらも1巻を読了。

この一連作品は
聖徳太子、蘇我氏の関わりの部分はないものの
中大兄皇子と大海人皇子、藤原鎌足による蘇我家打倒
天智天皇系と天武天皇系の皇統の争い
藤原氏と皇族、その他勢力との争い
が混沌とする飛鳥時代後期から奈良時代までを描いている。

まだそれぞれ読み始めたばかりだが
女性作家ならではの視点で描かれる
複雑な人間関係のなかでの
女性たちの感情描写に圧倒される。

どの作品もこれから読み進めていくのが大変楽しみ。




みなさま

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

あっという間にもう4日です。
やばい。
この感じで日々が流れていってしまいそうです。

やりたいことを丁寧に、かつできるだけスピーディに(ここが難しいのですが)
やっていきたいと思ってういます。


年末にひいた風邪が治りきらず
低調なスタートになった2016年ですが
早く治して元気で頑張りたいと思ってます。


どうぞよろしくお願いいたします。

2016年1月4日

企画・運営を担当させていただいた「練馬アニメカーニバル2015」が
10月17日18日の2日間開催され、無事終了した。

http://animation-nerima.jp/event/carnival/carnival2015/

初日は朝雨が降ったが、イベント開始時間からはほぼやみ、夕方には太陽が顔をのぞかせた。2日目は非常に天気が良く過ごしやすい1日だった。
来場者は初日土曜が3,000人。昨日が9,000人だっという。

このイベント、3年前から携わらせていただいている。アニメコンテンツっぽさ、を感じられるようにしたいと考え、今年は放送40周年となる『ガンバの冒険』、来年公開予定の注目作品『この世界の片隅に』、練馬が舞台だった作品『四月は君の嘘』、ファミリー向けコンテンツとして『Go!プリンセスプリキュア』『プリパラ』の各作品をステージでフィーチャー。また河野マリナさんと小林竜之さんのアニソンライヴも展開した。

『ガンバの冒険』ステージは第2話上映後、主役ガンバ役の野沢雅子さんにご出演いただき、当時の様子などを語っていただいた。その後24話26話(最終話)を上映。上映後、アニメ史研究家の原口正宏さん(データ原口さん)に『ガンバの冒険』のアニメ史的な重要性と監督出崎統さんが遺したものをお話しいただいた。
実施後のツイッターなどを見させていただくと、このプログラム、大変好評のようで、レジェンド声優のおひとり野沢雅子さんの気さくなお話しぶり、原口正宏さんのポイントを突いた視点、なにより作品の強烈なパワーを改めて痛烈に体験した方が多かったようだ。
嬉しかったのは小さなお子様連れでご来場くださった方が予想外に多かったこと。多分、怖い思いをしただろうが、これをきっかけに『ガンバの冒険』全篇を見通してくれると嬉しい。

『この世界の片隅に』ステージは、監督の片渕須直さん、原作者のマンガ家・こうの史代さんにご出演いただく。作品がまだ完成していないので、特報やパイロットフィルムなどの現在見せられる素材とゲストのおふたりに関わる『名犬ラッシー』と『花は咲く』を上映。『この世界の片隅に』が作られることになり、ここまで来た道をたどりながら、合間合間に関係映像を上映しながらお話いただくという形で展開。
これもまた事後のツイッターなどでの反応を拝見する限り、非常に評判が良いようでほっとしている。
映画が公開される1年も前なのに400人を超えるお客様が参加し、この作品を応援しようとしてくださっていることが素直にうれしい。また、そうやって応援して下さる方が、イベントの内容への満足缶を表明して下さっていることも大変うれしい。

『プリパラ』は、Prizmmy☆とプリズム☆アイドル研究生’sのライヴ。
Prizmmy☆さんには、3年連続で出演いただいている。最初の年に比べるとぐっと美しく成長されていてちょっとドキドキ。今回は終了後ご挨拶をしていたら、担当マネージャーさんが一緒に写真撮らせてください!とおっしゃってくださり、彼女たちと一緒に写真を撮らせていただいた。それがPrizmmy☆さんの公式ツイッターにも上がっており、ニヤついたおじさんの顔に狼狽する。でもとても良い記念になりました。ありがとうございました!

河野マリナさん、小林達之さんのアニソンライヴも非常に力強かった。おふたりは本イベント実施以前からツイッターで何度もコメントして下さり、強い意気込みを感じていた。その意気込みが全開するパワフルなステージで、その熱量に圧倒された。

『四月は君の嘘』のステージでは、宮園かをり役の種田梨沙さん、相座凪役の茅野愛衣さん、イシグロキョウヘイ監督が出演し、宣伝Aことアニプレックスの相川さんが進行を務めるステージ。18話と22話(最終話)を生コメンタリー付きで上映。イシグロ監督が演出意図を語ると、種田さん、茅野さんが録音時のキャストの様子や、自分の役への想いを語り、番組を愛してきた観客には満足度の高いステージだった。監督もキャストも終了後の番組のイベントに参加できたことを喜んでくださっていた。

このイベントステージのほかにも上映コーナーでは新作アニメのPV集のほか、『この世界の片隅に』の片渕須直監督関連として『名探偵ホームズ』(片渕さんが脚本を担当した作品。監督は宮崎駿さん)や、『ガンバの冒険』の出崎統監督関連として『あしたのジョー2』、また『ガンバの冒険』野沢雅子さん関連として『ど根性ガエル』などの作品の上映も行った。区内にある日本大学芸術学部の学生の製作した作品や、アヌシー国際映画祭参加作品の短編の上映も行った。
展示は「練馬とアニメ展」と題され、練馬区の持つアニメPR関連展示物のほか、東映アニメーションさんが所有するアニメ史年表とTV作品パネル、『四月は君の嘘』関連展示、『この世界の片隅に』関連展示を展開した。

3年目で、だいぶわかってきたこともある一方で、状況は年によって変化するので毎年新たな挑戦をしていくことになり、わずか2日間のイベントであるが、非常に力を傾けている。
それがようやく終わり、今日1日は廃人のように果てていた。
概ねのところお客様には喜んでいただけた様子なので、大変ほっとしている。

明日からは、このイベント準備中はしばしの猶予を頂いた仕事が山積みになっている。
がんばらねば。

最後に
ご来場くださったお客様に厚く御礼を申し上げます。
また、ご出演下さったクリエイター、アーティストほかのみなさまに心から感謝を申し上げます。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。