今度は旦那に腕を引っ張られ家の中に突っ込まれた。
『カナちゃん』は私が駐車場に行った隙に外へ出てどこかに隠れた様子。
「浮気じゃないの?」
「浮気じゃないよ...」
じゃあさ、
「証拠にLINE見せてよ」
旦那は押し黙る。
「知ってるよ?朝早くからカナちゃんから電話来てたねぇ」
数日前。
旦那が朝風呂中にかかってきていたLINE電話。
何となく嫌な、見たくなかったなっていう感情になったけど、仕事の連絡かなって打ち消した。
『カナちゃん』が旦那の職場の後輩であることは知っていた。他の男女含む後輩を含めてカラオケに行く仲で、彼の交遊関係を私が遮って、仕事上の彼の良い意味での可能性を失くしてはいけないと思ったから遊ぶのは許可してた。
でも
私たちの家で、
二人で一緒にいるなんて知らなかった。
「見せれないの?」
「...」
「カナちゃんメンタル弱い子だからって言うけど、私はどうなってもいいんだ?」
「...どりこには分かんないよ。虐待された側の気持ちなんか...。」
(続く)